Shopifyと連携が可能な物流システム・物流代行をご紹介!

Last Updated on 2022年11月2日 by art-mylogi

自社ECサイト構築の際に用いられる代表的なプラットフォームとして、Shopifyが挙げられます。ECサイト運営において、ECサイト構築だけでなく、販促や物流など様々な業務が発生します。
今回は、Shopifyを用いてD2C型の自社ECサイトを立ち上げる際に利用できる物流システムや物流代行サービスなどを踏まえてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください!

Shopifyとは

Shopifyとは、ECサイトの開発・運営を行うECプラットフォームです。2004年にカナダで創設され、世界175ヶ国100万以上のECサイトがShopifyを用いて運営され、世界最大シェアを誇ります。

BtoC型のECサイトは、「①大手ECモールへの出品型②大手ECモールへの出店型③自主独自のECサイト構築型」の3つに分けられます。
①②では、初期段階から高い集客を期待できるという大きなメリットがありますが、ECモール内での競合性の高さや、運営コストの高さといったデメリットも目立ちます。

近年、メーカーやブランドが消費者に直接アプローチできる、EC事業における新しいビジネスモデル「D2C」”Direct to Consumer” が注目を浴びています。その際に、自由自在なブランディングが可能かつ、ECモールへの出品・出店よりも比較的低コストで運営ができる「独自のECサイト構築」が重要視されるようになってきています。Shopifyが、2017年に日本へ参入したことを機に、D2C-ECサイト構築の際に、Shopifyを利用するご担当者が増えてきています。

Shopifyの特徴

数あるECサイト構築のプラットフォームの中でも、シェアno.1を誇る、Shopifyの特徴をご紹介します。

低コストで構築・運営ができる

Shopifyの最大の特徴として、「低コストでの構築・運営が可能な点」が挙げられます。利用の際の初期費用は不要で、$29~の月額固定制の料金体系をとっています。そのため、売上や取り扱う商品数に左右される従量課金制よりも、コストを抑えることができます。

さらに、Shopifyでは3つの利用プランを展開しているため、自社ECサイトの規模や、利用したい機能などに合わせて自由に選定・変更ができる点も強みであるといえるでしょう。

シンプルな操作で、気軽に運営できる

Shopifyでは、豊富なデザインテンプレートが用意されているため、HTMLやCSSなどの専門知識がなくても、気軽に利用することができます。デザインテンプレートは無料のものから有料のものまでを含み、種類の多さにも強みをもちます。
また、自社サーバやパッケージの導入は一切不要で、操作のわかりやすさも大きな特徴です。

機能の拡張性が高い

Shopifyには、Shopifyに対応した2,000以上ものアプリが存在します。各アプリがもつ機能は多岐にわたりますが、代表的なものとして、ECサイトのデザインや、売上分析、マーケティング、SEO強化、カスタマーサービスなどが挙げられます。
ECサイト構築後、運営をしていく中で、随時必要な機能を追加することができます。

越境ECにも対応している

カナダで創設されたという背景からもわかるように、Shopifyでは越境ECにも強みをもちます。多言語、通貨への対応に加えて、世界三大配送会社と連携していることから、海外発送にも対応しています。将来的に、海外への拡販も視野に入れている方にはおすすめといえるでしょう。

連携できる外部システムが多い

ShopifyではECサイト構築、運営を行いますが、EC事業において、在庫管理や受注管理、出荷業務をはじめとした物流など、運営業務以外の作業が数多く発生します。

Shopifyでは、受注管理システム在庫管理システムなど、物流管理をはじめとした様々な外部システムとの連携が可能です。そのため、外部システムとの連携により、EC事業拡大に伴って、作業の自動化を実現することができ、柔軟に業務効率の改善を図ることができます。

Shopifyにおける物流

Shopifyで利用できる主な機能は、ECサイトの開設・運営、SEO対策やSNSを用いたマーケティング、決済などが挙げられます。そのため、バックエンド業務である物流は、自社で業務フローを確立する必要があります。

ECサイトにおける物流業務は、「商品情報の登録」「受注管理」「総合管理」の3つに分けることができます。それぞれの具体的な業務内容は以下の通りです。

商品情報の登録

基本情報や詳細情報の登録に加え、「撮影」「採寸(主にアパレルの場合)」「原稿」を含む、ささげ業務を行います。

受注管理

在庫管理、受発注管理、顧客対応を行います。

総合管理

ECサイト全体の数値管理や外部連携、システム運用などを行います。

それぞれの業務において、多くの時間や労働力などのリソースに加え、膨大なデータを管理する必要があります。正確な数値を管理することで、受注から発送までのリードタイムの短縮や、ロスや欠品状態を防ぐうえで、より適切な在庫数の管理などを実現することができます。

とくに、競合性の高いECサイトにおいて、商品の受注〜お届けの正確さスピードはユーザーからの信頼獲得に直結します。そのため、より高い評価を獲得し、リピート率を高めることで、ECサイトでの売上向上を図ることができます。

Shopifyと連携可能な物流システム5選

物流システムとは、「物流業務全般における作業や情報の一元管理、最適化を行うシステム」です。倉庫内で発生する業務の管理を行う倉庫管理システム(WMS)と、発送など、出荷後に倉庫外で発生する業務の管理を行う配送管理システム(TMS)に分けることができます。

今回は、Shopifyとの連携が可能なおすすめ物流システムをご紹介します。

mylogi

ECサイト構築やフルフィルメントサービスなど、ECに強みをもつアートトレーディング株式会社が運営する物流システムです。Shopifyはもちろん、その他ECカートシステムやECモールとの連携も可能です。わかりやすい操作に加え、月額固定制のシンプルな料金体系も特徴です。

特徴・Shopify experts パートナーとして認定
・フリーロケーションやバーコード管理などにも対応し、多品種小ロットのECサイトの在庫管理に最適
・自動出荷で、業務効率の大幅アップが実現
・自社ECに合わせた機能拡張が可能
料金月額固定制でプランごとに料金が変動
mylogi Lite
初期費用:なし
月額費用:¥8.800
mylogi standard
初期費用:¥300,000
月額費用:¥50,000 

公式HP:) https://www.mylogi.jp

\mylogiについてもっと詳しく知りたいなら/

SHIPPINNO

EC事業者の物流サポートを行う、シッピーノ株式会社が運営する物流システムです。Shopify以外にも、複数のシステムやECモール、物流サービスとの連携が可能です。連携可能な物流サービスは、物流倉庫や、アマゾンが提供する物流フルフィルメントサービス(FBA)をはじめとし、800以上にのぼります。

特徴・Shopify expertsパートナーとして認定
・受注・出荷依頼、在庫同期、メール送信のすべての自動処理が可能
・複数の倉庫を一元管理
料金初期費用:¥0
月額費用:¥9,800/1連携(連携数に応じて変動)
出荷数に応じた従量課金制
無料お試しお問い合わせ・お見積り後、無料トライアルあり


公式HP:) https://www.shippinno.net

LOGILESS

株式会社ロジレスが運営する物流システムです。Shopifyに加え、他のECサイト構築プラットフォームやECモールとの連携が可能です。Shopifyと連携させることで可能になる代表的な業務として、受注管理や在庫管理、出荷管理が挙げられます。

特徴・出荷件数1,000~100万件のECサイトにおすすめ
・出荷指示を含む、受注から出荷までの業務全般を自動化
・自社ECサイトに応じた自動処理機能の追加も可能
料金お問い合わせにて
無料お試しお問い合わせにて


公式HP:) https://www.logiless.com

NEXT ENGINE

独自のECサイトを運営するHamee株式会社が提供する物流・受注管理システムです。導入実績no.1を誇ります。Shopifyとの連携によって、受注管理・在庫管理・出荷管理の自動化、データの一元管理を可能にします。

特徴・導入実績no.1の豊富な経験
・Shopify以外の数多くの外部システムとの連携が可能
・対応アプリの導入により、柔軟なカスタマイズが可能
料金初期費用:¥0
月額費用:¥10,000~(受注件数に応じた従量課金制)
詳しくはお問い合わせにて
無料お試しお問い合わせ後、30日間の無料体験期間あり


公式HP:) https://next-engine.net

ロジクラ

株式会社ロジクラが提供する、無料で利用可能な物流システムです。最大の特徴は、iPhoneから在庫確認や入出庫管理を行うことができる点で、気軽に導入することができます。ただし、Shopifyとの連携機能を利用する場合は、スタンダードプラン以上で契約する必要があり、別途料金が発生します。

特徴・PCだけでなく、iPhoneからも一連の操作が可能
・iPhoneを用いて検品作業ができるため、読み取りの専用機器は不要
・商品登録数の制限なし
料金Shopifyと連携が可能な2つのプランをご紹介します
スタンダードプラン
初期費用:¥0
月額費用:¥29,000
Shopify連携費用:¥10,000/月

WMSプラン
初期費用:¥0
月額費用:¥49,000
Shopify連携費用:¥10,000
無料お試しShopify連携機能なしの無料プランであれば、利用期間に制限なし


公式HP:) https://logikura.jp

【D2C-ECサイト向け】Shopify対応物流システムの選び方

Shopifyと連携可能な複数の物流システムの中から、D2CのECサイトに適したシステムの選定方法をご紹介します。

①B2Cの物流に対応できるか

D2Cは、メーカーやブランドが直接一般の消費者へ商品を販売するビジネスモデルです。そのため、検討中のシステムが「BtoC」の物流に対応しているか、という点は必ずチェックする必要があります。

検討システムが連携している物流サービス・配送会社は、なかなか見落としてしまいがちですが、連携先がBtoB対応のみの物流会社である場合、個人の消費者向けの配達はできないため、注意が必要です。

②多品種・少量の商品管理に適しているか

BtoCおよびD2CのECサイトの特徴として、取り扱う商品の種類は多いものの、各商品の数量は少ない点が挙げられます。そのため、柔軟な在庫管理が可能なフリーロケーションや、細かい検品作業を効率化できるバーコード管理などに対応しているかという点に着目する必要があります。

③操作しやすいか

システムの操作のしやすさも、システム選定時に外せない着眼点です。前述の通り、EC事業で発生する業務は多岐にわたります。そのため、複雑かつ業務量の多い物流業務のみにリソースをとられてしまうと、商品企画やマーケティングなどといった、その他のコア業務に集中できない恐れもあります。

したがって、各社が提供している無料お試しサービスなどを利用して、あらゆる担当者が作業しやすいかどうか、自社の業務フローに合っているかどうか、などといった点を実際にシステムに触れることで確認するようにしましょう。

✔︎Shopify experts partner認定会社による運営
✔︎BtoC対応の物流会社との連携あり
✔︎フリーロケーションや複数倉庫管理などにも対応
✔︎D2C-ECサイトに最適

Shopify対応の物流代行サービス3選

D2C-ECサイト構築の際に、「そもそも物流に関するノウハウがない…」とお悩みのご担当者様も少なくありません。そこで、おすすめなのが、物流業務の外部委託ができる、物流アウトソーシングサービス(物流代行サービス・フルフィルメントサービス)です。

物流業務全般を丸ごと委託することのできるサービスもあれば、自社で課題感を覚えている部分的な業務のみの依頼が可能なサービスもあり、自社の状況に合わせて利用できる点も大きな特徴です。

今回は、Shopifyに対応可能な物流アウトソーシングサービスをご紹介します!

AFS (ARTTRADING Fulfuillment Service)

Shopify構築サービスをはじめとした、ECサイト全般に強みをもつアートトレーディング株式会社が提供する物流アウトソーシングサービスです。最大の特徴として、同社が運営する、Shopifyとの連携可能な物流サービスmylogiとの併用可能な点が挙げられます。物流業務をアウトソーシングしながら、リアルタイムでの業務の見える化を図ることが可能です。

委託可能な業務内容・受注代行
・物流管理(出荷指示なども含む)
・在庫管理
・物流パートナー紹介 
料金初期費用:¥100,000
月額費用:¥150,000~
(出荷数、問い合わせ数、電話担当者数により変動)


公式HP:) https://art-trading.co.jp/service/fulfillment/

openLogi

倉庫や物流業務の代行事業を行う、株式会社オープンロジが提供する物流アウトソーシングサービスです。「登録商品数1個から」「登録後すぐにご利用可能」という手軽さが特徴の一つとして挙げられます。オープンロジの利用に伴い、Shopify内でアプリをダウンロードすることで運用することができます。

委託可能な業務内容・受注管理
・出荷作業
・在庫管理
・入出荷管理 
料金openLogiの基本料金をご紹介します。
Shopifyと連携させる場合、お問い合わせ後の申請やアプリダウンロード・有効化などが必要となります。初期費用:¥0
月額費用:倉庫利用料金+配送料金
(商品サイズ、保管日数、配送地域、配送個数により料金変動)


公式HP:) https://service.openlogi.com

SPEEDLOGI

様々なITアウトソーシングサービスに強みをもつ、株式会社トランスコスモスが提供する、Shopifyを活用したEC事業に特化した倉庫アウトソーシングサービスです。Shopify内では、2020年6月よりアプリの配信が開始されました。Shopifyでの物流において、倉庫内や配送状況の見える化を図ることができます。

委託可能な業務内容・入荷作業
・受注業務
・出荷作業 
料金初期費用:¥0
月額固定費:保管料金+配送料金
保管料金:¥6,000/パレット
配送料金:サイズ、配送先により変動


公式HP:) https://speed-logi.com

【D2C-ECサイト向け】Shopify対応の物流代行サービスの選び方

D2C-ECサイトをShopifyにて開設する際に、物流アウトソーシングサービスの利用を検討されているご担当者様に向けて、サービス選定時の着眼点をご紹介します。

①BtoC向けの物流に対応しているか

物流システム選定時のポイントでも述べましたが、D2C-ECサイトでの商品の配送先は、ほとんどのケースで、ユーザーである個人宅となります。そのため、検討中サービスへのお問い合わせの際に、BtoCに対応した物流会社との連携があるかどうかという点に関して、必ず確認するようにしましょう。

②料金体系や業務内容は明確か

物流アウトソーシングを利用する場合、社内の業務を外部に委託することになるため、委託先との連携が成功の鍵を握ります。そのため、委託する業務範囲やそれに伴って発生する料金など、細部まですり合わせる必要があります。その際、シンプルな料金体系を設けているサービスほど、すり合わせがしやすいことは言うまでもないでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、D2C-ECサイトをShopifyで構築・運営する際の、物流業務に焦点をあててご紹介しました。ECサイトでの物流は、煩雑化してしまいがちなバックエンド業務ではありますが、効率化そして最適化することで、ECサイト全体の利益を最大化につながります。Shopifyに対応可能な物流システムやアウトソーシングサービスを検討される際には、ぜひ参考にしてみてください!

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