art-mylogi のすべての投稿

在庫管理を成功させる『見える化』とは?メリットや改善事例について解説!

在庫管理を見える化するメリットや方法は?在庫管理を見える化した事例は?と気になっていませんか。

結論、在庫管理を見える化するメリットは、以下の5つになります。

・在庫切れや過剰在庫を防ぐことができる
・業務効率化が期待できる
・コスト削減につながる
・倉庫スペースの無駄をなくすことができる
・サービスの品質が保持される

また在庫管理を見える化するには「ロケーション管理を行う」「在庫管理システムを導入する」「5Sを徹底する」という方法があることも覚えておきましょう。

この記事では他にも、在庫管理を見える化した会社の事例や在庫管理の見える化におすすめのシステムなどを紹介していきます。ぜひ参考にしてくださいね。

在庫管理の見える化とは?

在庫管理の見える化とは、商品の在庫状況を誰が見てもすぐにわかるようにすることです。

在庫管理の見える化をするためには、「ロケーション管理を行う」「システムやエクセルで商品の在庫状況を記録する」「5Sの徹底をする」といったことを行う必要があります。

これらをきちんと実行できれば、倉庫内の「在庫切れ・過剰在庫の防止」「業務効率化の促進」「コスト削減」につなげることができるでしょう。

在庫管理を見える化するメリット

まずは在庫管理を見える化するメリットを紹介していきます。

・在庫切れや過剰在庫を防ぐことができる
・業務効率化が期待できる
・コスト削減につながる
・倉庫スペースの無駄をなくすことができる
・サービスの品質が保持される

それぞれ見ていきましょう。

在庫切れや過剰在庫を防ぐことができる

在庫管理を見える化することで、在庫切れや過剰在庫を防げるといったメリットがあります。

そもそも在庫管理の見える化とは、在庫の状況(在庫数・入荷待ち・出荷済みなど)を誰でもすぐに把握できる状態のことを指します。つまり倉庫内のスタッフが誰でも在庫状況を把握していれば、「商品の在庫が足りなかった」「在庫を持ちすぎて品質が下がってしまった」といったことが防げるというわけです。

在庫切れや過剰在庫は、販売の機会損失や品質の低下による廃棄のため企業の不利益になってしまいます。在庫管理の見える化を徹底して、適正な数の在庫を発注するようにしましょう。

◆発注業務の時間も削減できる

 
在庫管理の見える化を行うと、在庫切れや過剰在庫を防ぐだけではなく、発注業務の時間を削減することもできます。

というのも、在庫管理の見える化をしていないと、発注が必要な商品を倉庫で見て回り、一つ一つの数量をいちいちチェックしなければならないから。

また在庫管理が属人化してしまうと、発注をするたびに商品の場所に詳しいスタッフへの確認が必要になり、それにも時間がかかってしまいます。

在庫管理の見える化を行えば、誰でもすぐに商品の状況を確認することができ、発注時間の短縮にもつながりますよ。

業務効率化が期待できる

在庫管理の見える化を行うことで、業務効率の改善も期待できるでしょう。

なぜなら、在庫管理の見える化を行えば、ピッキングの際、出荷する商品を探し回る必要がなくなるから。倉庫内の見える化では、倉庫内でロケーション(住所)を割り振り、必要な商品がどの場所にあるか一目でわかるようになります。

結果として、その商品がどこにどれだけあるかをすぐに確認できるようになり、効率的なピッキングが可能になるのです。

コスト削減につながる

在庫管理の見える化を行うと、倉庫内のコスト削減にも期待することができます。

というのも在庫管理の見える化を行うことで、ピッキング業務や発注業務が効率化され、必要な人件費を削減することができるから。
これまでよりも少ない人員でも、効率よく作業ができるようになるため、人材採用費の削減にもつながるからです。

もちろん在庫管理システムなどを導入する場合は、システムの導入費用が掛かってしまうので、削減できる人件費とのバランスを見なければなりませんが、上手に在庫管理の見える化を行えば、大きくコストをカットすることができるでしょう。

倉庫スペースの無駄をなくすことができる

在庫管理の見える化を行うと、倉庫スペースの無駄をなくすことができるというメリットもあります。

なぜなら在庫管理の見える化では、基本的に倉庫内に住所を割り振るロケーション管理を行い、その中でも保管スペースを最大限活用できるフリーロケーションという方法で商品を保管することができるから。

フリーロケーションとは、入庫した商品を空いている棚に保管する管理方法のこと。倉庫内の空いているスペースに自由に商品を保管できるため、保管スペースを無駄なく利用することが可能です。(導入には商品の位置をすぐにわかるようにするため、在庫管理システムの利用が必須となります。)

このように在庫管理の見える化を行えば、貴重な倉庫スペースを最大限利用することができ、その分保管場所代もコストカットすることができるでしょう。

◆倉庫内の安全性も高くなる

 
また倉庫スペースの無駄をなくすことで、倉庫内の作業スペースを広く取ることができるため、作業スタッフの安全性も高くなると言えるでしょう。

ピッキングの作業スペースが狭いと、転倒などの原因になりますし、動きが取りにくいため作業効率も下がってしまします。

在庫管理の見える化を行うことで、倉庫スペースの無駄をなくし、作業スタッフにとっても働きやすい環境を整えることができますよ。

商品品質が保持される

在庫管理の見える化を行うことで、商品品質の保持も期待できるでしょう。

というのも、在庫は賞味期限などが無いような商品であっても、長期間保管すると紫外線や湿気などで商品の状態が悪くなってしまいます。
在庫管理の見える化を行えば、古い商品から先に出荷していく仕組みをつくることができるので、商品の品質も保持していくことが可能になるでしょう。

在庫管理を見える化する方法

ここでは在庫管理を見える化する方法を紹介していきます。

・ロケーション管理を行う
・在庫管理システムを導入する
・5Sを徹底する

それぞれ見ていきましょう。

ロケーション管理を行う

在庫管理を見える化していくためには、まず倉庫のロケーション管理を行うようにしましょう。

ロケーション管理とは、倉庫内の保管場所にそれぞれ住所を割り振って、在庫を保管する方法のことです。

この方法を導入すれば、在庫商品がどの場所に保管されているかすぐにわかるようになり、倉庫作業をより効率的に行うことができるでしょう。

またロケーション管理では、2つの方法をうまく使い分けることで、より効率的に在庫管理をすることができます。ここからは、それぞれの方法を詳しく見てきましょう。

◆固定ロケーション

 
固定ロケーションとは、在庫の種類ごとに保管場所(住所)を固定する管理方法です。

固定ロケーションを行うことで、作業の担当者は何がどこにあるかを把握しやすくなります。また、商品の保管場所が一定に決まっていることで、商品の欠品にすぐ気づけるようになるといったメリットもあるでしょう。

一方で、固定ロケーションで商品の保管場所を決定してしまうと、保管スペースが無駄になりやすいという欠点があることも覚えておきましょう。

◆フリーロケーション

 
フリーロケーションとは、倉庫内の空いているスペースに商品を自由に保管していく方法のことです。

フリーロケーションのメリットは、保管スペースを最大限活用できるということ。

また新商品が入荷された場合にも、倉庫内のレイアウト変更などをする必要がないといった利点もあるといえるでしょう。

しかしフリーロケーションを行う場合は、ピッキング作業に時間がかかるといったデメリットがあることも覚えておいてください。このデメリットを解消するには、在庫管理システムを導入するのがおすすめです。

在庫管理システムを導入する

在庫管理を見える化していくために、在庫管理システムを導入するのもおすすめです。

在庫管理システムとは、在庫の過不足をなくすため在庫情報や入出荷情報を管理・把握するシステムのこと。基本的に以下のような機能が搭載されているシステムがほとんどです。

・在庫一覧機能(商品の種類ごとに在庫数を確認、管理できる機能)
・入出荷管理機能(入出荷する商品を記録する機能)
・検品管理機能(入出庫する商品の数量や品目に間違いがないかチェックする機能)
・棚卸機能(棚卸の際使える機能)

他にもそれぞれのシステムによって、利用できる機能があったり、他のシステムと連帯することができるサービスもあります。

もちろん導入には費用がかかりますが、作業効率や保管効率をアップさせることができるため、結果的にコスト削減につながる画期的なサービスといえるでしょう。

※おすすめの在庫管理システムが知りたい方はこちらをクリック

◆予算がない場合はエクセルでの管理も◎

 
もし「自社倉庫に在庫管理システムを導入するための予算がない」という場合は、エクセルで在庫の記録を行うことが可能です。

エクセルでの在庫管理表では、「商品コード」「入庫数」「出庫数」「在庫数」「担当者」「入出庫先」といった情報をまとめておくと便利です。(他にも必要であればロケーションナンバーなどを記録しておきましょう)

▼在庫管理表 例

またネット上では「エクセル 在庫管理表」と検索すれば、エクセルの在庫管理表のテンプレートなどを無料でダウンロードすることもできるので、自分で作るのが難しいという人は試してみてくださいね。

5Sを徹底する

在庫管理を見える化するためには、5Sの徹底も心がけましょう。

5Sとは「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」の頭文字Sをとったもののことです。

★5Sとは
「整理」…不要なものと必要なものを分け、不要なものは処分すること
「整頓」…散らかり乱れている物を、きちんとかたづけ整った状態にすること
「清掃」…きれいに掃除すること
「清潔」…きれいで整った状態をキープすること
「しつけ」…清潔な状態をキープするよう習慣づけること

5Sを徹底することで、「商品の在庫がどこにあるかわからない」「在庫が散らかっていて作業スペースが狭い」「倉庫内が不潔で在庫の状態が悪くなった」といったことを防ぐことが可能です。

5Sの徹底は、倉庫内のスタッフの心がけにより行うことができるので、常に意識し習慣づけするようにしましょう。

在庫管理の見える化に成功した事例

この章では在庫管理の見える化に成功した事例を2選紹介していきます。

・精密機器計測工場A社
・化粧品ネット通販会社B

それぞれ見ていきましょう。

精密機器計測工場A社

物流にかかる費用を削減するために、見える化による施策を実施しました。

改善ボードによる改善内容の表示や改善手順書の作成を行い、作業改善の位置や効果を従業員に周知させました。その結果、作業生産性の向上だけでなく、配送にかかるコストを削減することに成功しました。

化粧品ネット通販会社B

化粧品ネット通販会社Bは、ネット通販、カタログ通販、対面販売を実施する化粧品ネット通販会社。

自社物流センターの業務効率化のため、在庫管理システムを導入したところ、25名体制で21時までかかっていた出荷が、今では12名のスタッフで18時半には作業が終わるようになりました。

業務効率化により人件費の削減をすることで、提供商品の値引きや送料無料キャンペーンなどを実施することができ、結果として昨年比150%の売上を達成することができました。

在庫管理の見える化におすすめのシステム3選

ここでは在庫管理の見える化におすすめのシステムを3つ紹介していきます。

■EC・通販事業者の在庫管理ならmylogi
■手軽に導入できる在庫管理システムはzaico
■在庫管理システムのカスタマイズをしたいならアラジンオフィス

mylogi


mylogiは、アートトレーディング株式会社が提供する在庫管理システム。

一番の強みは、ECや通販の物流倉庫に特化しているというところ。通常のバーコードで行う倉庫管理機能の他に、各ECサイトやモールでの在庫表示を自動で変更してくれる受注管理システムも搭載されているので、EC事業者の在庫管理にぴったりのシステムなんです。

また倉庫管理では、Amazonや楽天などの委託倉庫の在庫管理も併せてできる”複数倉庫管理機能”も搭載されているので、自社商品の在庫状況を一括で把握することが可能です。

システムの操作に関しても、専門のサポートスタッフからの丁寧なレクチャーがあるため、初心者の倉庫スタッフでも安心して利用することができますよ。

\mylogiについてもっと詳しく知りたいなら/

zaico

zaicoは、株式会社zaicoが提供する在庫管理システム。

一番の魅力は、とにかく手軽に使い始めることができるところ。一番ライトなプランであれば無料で使い始めることができますし、多くの機能(複数人での管理やピッキングリストの作成など)を使いたい場合でもMAX月9,800円で在庫管理システムを利用することができるんです。

システムの操作もスマホで直感的に行うことができるので、初めて在庫管理システムを使うという倉庫スタッフにもおすすめですよ。

アラジンオフィス


アラジンオフィスは、株式会社アイルが提供する在庫管理システム。

一番のおすすめポイントは、それぞれの業界に特化した機能のシステムを利用できるところ。例えば、アパレルの倉庫であれば『アラジンオフィス forファッション』、食品であれば『アラジンオフィスfor foods』といったように、扱う商品にあわせたパッケージが用意されているんです。

またそれぞれの会社で必要な機能は、カスタマイズが可能です。専属の担当者と打ち合わせを重ねることで、自社にぴったりの在庫管理システムを作り上げることができますよ。

まとめ

在庫管理の見える化は、「ロケーション管理を行う」「在庫管理システムを導入する」「5Sを徹底する」といった方法で実施することが可能です。

在庫管理の見える化を行えば以下のようなメリットがあるので、是非実行してみましょう。

・在庫切れや過剰在庫を防ぐことができる
・業務効率化が期待できる
・コスト削減につながる
・倉庫スペースの無駄をなくすことができる
・サービスの品質が保持される

「在庫削減」のメリットや方法は?おすすめの在庫管理システムまで紹介!

在庫削減のメリットは?在庫削減を行う方法は?と気になっていませんか。

結論、在庫削減を行うメリットは「キャッシュフローの最適化」「保管場所や維持経費の最適化」「商品の品質維持」ができること。

また在庫削減を行う方法としては「在庫の種類を減らす」「作業工程をスリム化する」「在庫管理システムを導入する」といったことが挙げられるでしょう。

この記事では、他にも在庫削減を行う際におすすめの在庫管理システムや在庫削減を行う際の手順などを紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。

この記事を監修した人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

在庫削減を行うメリットや効果

ここでは、在庫削減を行うことで得られるメリットや、在庫改善における効果についてご紹介します。

①キャッシュフローの最適化

在庫数を減らすことで得られるメリットの1つとして、「キャッシュフローの最適化」が挙げられます。前提として、ほとんどの場合、商品の仕入れは現金で行われるため、「在庫=資産(現金がかたちを変えたもの)」であるという認識を持つ必要があります。
そのため、在庫が売れ残ってしまうと、仕入れにかかったコストを回収、つまり利益を生み出すことはできず、自社の資産は減少したままとなります。在庫は現金がかたちを変えたものではありますが、売れ残りの廃棄商品となってしまえば、現金のように自由に運用することはできません。そこで、需要予測に基づき、欠品を防ぐために最適な数値である「適正在庫」を基準とした在庫の削減を行うことで、キャッシュフローの悪化を防ぐことにつながります。

②保管場所や維持経費の最適化

売れ残った在庫を処分する場合、廃棄にもコストが発生します。さらにいえば、廃棄にかかる処分コストだけでなく、仕入れ、入庫、管理、出庫など、商品が保管場所に入ってから出るまでの作業にも無駄が生じてしまいます。
適正在庫に基づいて在庫を削減することで、それらの余分なコストや作業工数の削減を実現できるだけでなく、保管場所や賃貸料、光熱費といった維持経費、さらに管理に要する人件費などの最適化を見込むことができます。

③商品の品質維持

欠品防止のために、多くの在庫を保有していても、長期間にわたる保管になれば、自然と商品の品質も低下します。さらに、品質だけでなく、トレンドや市場ニーズの変化、賞味期限切れなど、商品そのものの価値が下がってしまい、結果的に想定していた価格を下回っての販売や、廃棄商品となってしまうことも少なくありません。
したがって、適正在庫で算出した数値目標を基準に、それまでの在庫数を減らすことで、商品在庫全体の品質や価値の維持につなげることができます。とくに、実物を手にとって見えないECサイトの場合、商品の品質がユーザーの期待を下回ることがあれば、リピート顧客を獲得する機会を逃すことにもつながりかねません。反対に、顧客の期待を上回る価値を提供できれば、リピート層の獲得や口コミでの拡散など、ECサイト全体の評価向上にもなり得るでしょう。

在庫削減を考えたときにに実践したい3つの方法

実際に在庫削減をする場合、以下の方法を実践してみるのがおすすめです。

①在庫の種類を減らす
②作業工程をスリム化する
③在庫管理システムを導入する

それぞれ見ていきましょう。

①在庫の種類を減らす

在庫の数量は、保有する在庫の種類と、それぞれの数を掛け合わせた数値の合計で示すことができます。

そのため、在庫削減の手段として、在庫の種類を見直すようにしましょう。

というのも、保管する在庫の数でなく、種類を見直し、削減することで、保管スペースの最適化が可能になるから。在庫は種類ごとに管理することがほとんどであるため、余分な在庫を減らし、その分に空きスペースを生み出すことで、在庫の置き方や保管方法の改善、維持経費や作業工数の削減にもつなげることができるでしょう。

具体的にどういった種類の在庫を削減すればいいかというと、まずは各商品の売れ行きに着目してください。出庫の頻度が少ない、つまり在庫に動きがあまり見られない商品に関しては、仕入れの中断を検討するのがおすすめです。

②作業工程をスリム化する

また在庫削減をするためには、倉庫などの保管現場での作業工程をよりシンプルにするのがおすすめです。作業工程をスリム化することで、在庫状況を常に把握できる環境が作れるからです。

過剰に在庫を抱えてしまっている場合は、「なにが・どこに・どのくらいあるか」が明確になっていないケースが少なくありません。保管方法が煩雑であると、商品の入荷時期を考慮せずに出荷してしまい、結果として商品価値の低下によって廃棄になってしまうことがあります。また、保管場所が曖昧であったが故に、余計に仕入れを行ってしまったという事態も招きかねません。

そのため、現場での保管に関するルールを設定し、社内でしっかりと浸透させることで、在庫管理の業務プロセスをシンプル且つ可視化できるようにする必要があります。

③在庫管理システムを導入する

エクセルや書類など、データ上の在庫情報と、実際の在庫数に差が生じる場合には、「在庫管理システム」の導入の検討もおすすめです。

在庫管理システムとは、入出荷に合わせて商品の在庫情報を自動で管理するシステムのこと。

例えばEC事業者が在庫管理システムを利用すると、倉庫内の在庫状況に合わせてECサイトやECモールの在庫情報も自動で変更させることが可能です。倉庫内の商品の在庫状況も一目で確認することができるため、過剰在庫や在庫欠品が起こってしまうリスクを抑えることができます。

また在庫管理システムによっては、商品の賞味期限までを管理することができるサービスもあるので、倉庫で食品を取り扱っている事業者でも安心して利用することができますよ。

※詳しくは『在庫削減におすすめな在庫管理システム3選』をご覧ください。

在庫削減におすすめの在庫管理システム3選

ここでは在庫削減におすすめの在庫管理システムを3つ紹介していきます。

・EC,通販事業の在庫管理ならmylogi
・製造業や卸売り業の在庫管理ならzaico
・医療業界の在庫管理ならスマートマットクラウド

それぞれ見ていきましょう。

mylogi


mylogiは、アートトレーディング株式会社が提供する在庫管理システム。

mylogiの強みは、EC・通販事業に特化した在庫管理システムだということ。

バーコードで商品の入出荷作業を管理するだけではなく、ECサイトやECモールの在庫状況を一括してすべて管理することができるところです。(例えば、倉庫の在庫が1つ減った場合に、運営中のECサイトや楽天・Amazonなどのモールの在庫情報も自動的に変更されます。)

また、”複数倉庫管理”という機能も搭載されているため、自社の倉庫だけではなく「ZOZO Town」や「Amazon FBA」などの委託倉庫の在庫情報も一括して管理することが可能です。

料金も月額固定費となるため、すでに出荷量の多い倉庫やこれからどんどん出荷が増えていく予定の倉庫であってもお得に利用することができますよ。

\mylogiについてもっと詳しく知りたいなら/

zaico

zaicoは、株式会社ZAICOが提供する在庫管理システム。特に製造業や卸売業におすすめのサービスです。

zaicoの一番の強みは、とにかく料金が安いこと。QRコード・バーコードのスキャンを使ったバーコード管理が最低月々980円から利用することができ、期限管理やピッキングリストの作成など他の機能を追加してもMAX月々9,800円で利用することが可能です。

またシステムの操作は、スマホで直感的に操作することができるので、初めて在庫管理システムを利用するというスタッフも簡単に使いこなすことができるでしょう。

スマートマットクラウド


スマートマットクラウドは、(株)スマートショッピングが提供する在庫管理システム。特に医療業界におすすめのサービスです。

スマートマットクラウドの最大の特徴は、ゼロクリックで在庫の自動発注ができるというところ。重さで在庫の数を感知する専用のマットを商品の下に引き管理することで、設定した数量を下回ったタイミングで在庫を自動発注することができるのです。

スマートクラウドを利用すれば、通常の在庫管理システムのように、バーコードでスキャンして商品情報を管理する必要がないので、作業時間の短縮やヒューマンエラーを防止することができますよ。

在庫削減を行う手順

保有する在庫を見直し、より適切な数量や品質での管理を目指す在庫削減は、

①現状把握
②適正在庫の算出
③目標数値に基づいた在庫削減

の3段階に分けて行いましょう。

①現状把握

現状把握では、その時点での在庫数や保管方法、商品の品質などの在庫状況に加え、業務フローや現場でのルール、情報管理の仕方など、現場での規則や目に見えない業務やモノ、情報などの「動き」まで確認する必要があります。

というのも、「在庫管理の改善=在庫数の削減」であるとは一概に言い難いからです。業務フローや在庫とそれに関する情報管理など、在庫数以外にも改善の余地があるケースがほとんどです。業務フロー改善や情物の一致を目指す場合は、在庫削減に加えて、従来の管理方法の見直しや在庫管理システムの導入などの施策も挙げられるでしょう。

そのため、保有すべき適切な数値を算出する前に、今一度自社の現場に関して、細部まで把握することが必要となります。

②適正在庫の算出

現状把握を通して、倉庫などの保管現場での課題を洗い出したあとは、自社で抱えている在庫数が適切であるかどうかについて、数値を用いて確認する必要があります。

ここで、根拠のない曖昧な数値のまま在庫の削減を行うと、販売機会の損失などといった、リスクにつながりかねないため、適正在庫を算出することで、明確な数値目標を設定するようにしましょう。

適正在庫とは、企業利益の最大化を目的とした、欠品状態に陥らない、最小限の在庫数を意味します。基本的に、適正在庫は適正在庫=安全在庫+サイクル在庫で求めることができます。

▼安全在庫
「欠品防止」を目的とした最小限の在庫数を意味します。在庫だけでなく、企業の利益最大化を目的とする適正在庫との違いとして、「在庫」により焦点を当てているといえるでしょう。

▼サイクル在庫
発注後から、次回発注するまでの期間に消費する在庫数の半分を意味し、平均需要とそれに対する在庫数を把握することができます。

適正在庫は、年間の平均在庫数との比較が効果的だといわれています。また、適正在庫も、年間もしくはそれよりも短い期間で、定期的に算出することで、常に在庫数の最適化を図ることができるでしょう。

③目標数値に基づいた在庫削減

適正在庫で算出した目標数値を基準に、在庫を削減するための施策を実施します。単に仕入数を減らすだけでなく、リードタイムの短縮や保管方法の変更など、現場全体での改善が必要となることもあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
在庫管理は、企業全体の利益に影響を及ぼすことから、大きな役割を果たしています。在庫管理の改善施策を検討するうえで、在庫削減こそが最良の手段であるとは一概に断言することはできかねます。しかしながら、在庫の削減を実施することで、キャッシュフローや保管スペース、人員配置の最適化、商品の品質維持など、多くの効果を期待することができます。ぜひ参考にしてみてください!

関連記事

・在庫回転率とは?計算方法や目的、上げるための4つのポイントをご紹介!

・在庫管理における「先入れ先出し」とは?行うべき理由やメリット、手法についてご紹介

物流管理とは?目的や課題など、基礎知識をご紹介!

企業の経済活動そして人々の日常生活において、物流は欠かせない存在となっています。確実そして効果的な物流を実現するうえで、物流管理は欠かせません。今回は、物流管理について、物流管理とは?から目的や課題、効率化を図るためのツールなどをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください!

物流とは

物流とは、「商品(モノやサービス)の流れ」を意味します。生産者または販売者である企業が、該当商品を消費者の手元に届けること、そしてその過程を指します。
具体的な業務内容としては、商品の配送だけでなく、五大機能として知られている「輸送」「保管」「荷役」「包装」「流通加工」が挙げられます。

近年、継続して市場規模を拡大させているEC事業においても、バックエンド業務の一つとして、物流は大きな役割を果たしています。

物流管理の意味とは?

物流管理とは、「商品の品質を維持し、顧客の依頼に沿った適切な量・種類・時間・場所・価格でお届けするための業務全般の管理を行うこと」を意味します。

そのため、商品そのものや品質などの管理だけでなく、使用する資材や倉庫、人件などのリソースや、それに付随して発生する膨大な情報の一元管理も求められます。

物流管理は、物流を通して該当商品を消費者の手元に届けるにあたり、商品の劣化を防いだり、可能な限り最短で配送したりなど、高品質なサービスを提供するために欠かせません。

物流管理を行う目的とは?

物流管理を行う目的は以下の通りです。

①物流の品質を向上させるため

物流管理を通して、商品お届け完了までの正確さスピード感を追求し、物流というサービスの質を向上させることができます。物流サービスの評価項目として以下が挙げられます。

✔︎欠品状態が発生していないか

 
欠品状態を防ぐうえで、「在庫管理」が鍵を握ります。ただし、品切れ防止を意識しすぎるあまり、過剰に在庫を抱えてしまっては、在庫のロスにもつながり兼ねません。反対に、余剰在庫の発生の防止に努めた結果、欠品状態に陥り、販売機会の損失に至ってしまうケースも少なくありません。

したがって、「なにが・どこに・どのくらいあるのか」を常に見える化する社内ルールや業務上のシステムを設定したり、売上の分析や適正在庫の算出などを定期的に行ったりする必要があります。また、物流管理システム在庫管理システムを利用し、最低在庫数を自社で設定し、自動通知機能を用いることで、欠品状態になる前に、スムーズに商品の再入荷を行うことが可能になります。

✔︎商品の品質が維持されているか

 
商品の品質維持に関しては、一連の物流業務において、複数回にわたって検品作業を行う必要があります。入荷後や、受注に至るまでの期間における検品作業では、不良品のチェックを入念に行う必要があります。ここで、担当者や作業を行う頻度など、社内で明確なルールを設定することで、検品における業務効率を高めることにつながるでしょう。

また出荷前の検品においても、注文内容と合致しているかの確認に加えて、商品の状態に関する最終確認を行う必要があります。とくに、商品の実物を見ることのできないECサイトでは、商品そのものの品質は、ECサイト全体の評価に直結するため、細心の注意を払うよう意識しましょう。

✔︎注文通りの商品、数量が届けられているか

 
顧客からの注文通りの商品や数量を届けるためには、まず注文を受けた際に、商品や顧客に関する情報の正確な管理が重要となります。この時のポイントは、商品データと顧客情報を一元管理することです。それぞれ別で管理してしまうと、そもそもデータの確認作業に余分な時間を要することになります。

受注後には、それらの情報に基づいて、商品のピッキングや梱包、書類作成を行います。受注管理システムをはじめとした、コンピューターによる自動での確認と、担当する作業員による目視での確認を並行して行うことで、誤出荷を防ぐことができます。

✔︎依頼通りの梱包がされているか

 
受注の際に、梱包材やラッピングなど、梱包に関して特別な依頼がなされるケースもしばしばみられます。顧客の注文に確実に応えるために、梱包時にも、受注した際の情報に正確に基づいて業務を遂行する必要があります。

まずは、特別な梱包依頼があった際に、「だれが・どのように・だれに伝えるのか」に関して、社内でのルールを決めることで、業務の標準化を図る必要があります。

✔︎納期が守られているか

 
物流サービスを向上させるうえで、顧客によって指定された納期は厳守することが前提となります。ただし、配送までのリードタイム短縮を試みたことで、梱包時や出荷前の検品作業が疎かになってしまったり、情報伝達に漏れが発生してしまったりなど、結果としてミスの発生につながってしまったというケースも少なくありません。そのため、作業全般におけるスピードと正確さの両者のバランスを保つことも心がける必要があります。

自社で配送までを行う場合は、配送管理システム(TMS)を利用することで、最適な配送スケジュールや配達状況を一貫して管理したり、書類作成を自動化することで、その他のコア業務に専念したり、などを実現することができます。

②物流コストを最適化させるため

物流では、多くのリソースが必要であることに加え、作業効率をあげるためにシステムを導入したりなど、業務を遂行するうえで必要となるコストが多く存在します。そのため、物流管理を通して、複数ある物流業務をそれぞれ見える化し、まとめて管理することで、不要なコストを削減することができます。

無駄なコストが比較的発生しやすい在庫管理において、解決策の1つとして、在庫回転率の算出が挙げられます。在庫の動きを可視化することで、入荷すべき在庫数の予測や、適正在庫や滞留在庫、過剰在庫など、より正確な数値での算出が可能になります。

物流管理における課題とは?

近年、ドライバー不足や労働環境の悪化など、深刻化する物流業界での課題はより注目を集めるようになっています。
今回は、物流管理に焦点をあて、物流管理業務にて頻繁にみられる課題をご紹介します。

情報伝達の際の漏れやタイムラグにより、倉庫内でスムーズに作業ができない

物流管理業務において、データ管理と正確な伝達が商品発送までのリードタイム短縮の鍵を握っているといっても過言ではありません。とりわけ、現場である倉庫と情報管理を行う事務所が離れている場合、情報伝達時の漏れやタイムラグの発生により、作業ミスや余分な作業時間が発生してしまっているケースが多々みられます。

現場にて、入出荷に関する情報、受注時に発生する商品・顧客データ、在庫状況など、リアルタイムで管理可能な環境を作り出すことが必要となります。
社内ルールを設定による、作業の標準化や、データを自動処理・一元管理する物流管理システムの導入は効果的な手段となるでしょう。

現場での在庫管理が乱雑になってしまう

明確なルールがなかったり、正確な数値などで在庫をデータにて管理していなかったりすると、倉庫内の在庫管理がいい加減になってしまうことで、在庫ロスや欠品状態を生み出し、結果的に販売機会の損失につながってしまうケースがしばしば見受けられます。

そのため、倉庫内の「なにが・どこに・どのくらいあるのか」を常に明確にし、在庫状況の見える化を心がける必要があります。

効果的な物流管理を行うためのツールとは?

ここまで、倉庫管理を行うWMSや物流管理システム、在庫管理システム、受注管理システムなど、業務を自動化するためのツールについていくつか言及してきました。
そこで、上記のシステム以外で、効果的な物流管理を行うための手段をご紹介します。

バーコード管理

複数回にわたる検品作業や、定期的な品質管理作業などにおいて、人による作業では多くの時間と手間を必要とします。そこで、バーコードを用いて管理を行うことで、業務効率を大幅に向上させることができます。

バーコードを読み取る際に、従来では専用のハンディーターミナルを用いることがほとんどでしたが、最近では、タブレット端末やスマートフォンでの読み取りも可能になり、導入のハードルが下がってきています。

さらに、倉庫内の構図が複雑、一度の入出荷時に扱う商品量が多い場合、バーコードよりも読み取り精度が高く、且つ多くの情報を保有できるRFIDの利用もおすすめです。

物流アウトソーシング

物流管理業務において、多くのコストや労働力に加えて、倉庫や配送手段となる車両など、多額のリソースが必要となります。そこで、外部のプロに委託可能な物流アウトソーシングサービスの利用が効果的です。

業務全般だけでなく、自社で課題感をもつ業務を部分的にアウトソーシングすることも可能です。とくに、小中規模のECサイトを運営する際には、アウトソーシングサービスを利用することで、物流業務の地盤を固め、より精通したノウハウを獲得することができます。ただし、委託先との密な連携が取れていない場合、自社内に知見が蓄積されない、受注や発送時のミスを誘発する原因となるなど、懸念点もみられるため、注意が必要となります。

物流管理におすすめのシステム3選

ここでは物流管理におすすめのシステムを3つ紹介していきます。

・mylogi
・ロジザードZERO
・TOMAS

それぞれ見ていきましょう。

mylogi


mylogiは、アートトレーディング株式会社が提供する物流管理システム。EC運営会社が作ったシステムなので、ECや通販事業者におすすめのサービスです。

mylogiの一番の強みは、倉庫管理システム(WMS)と受注管理システム(OMS)一体型の機能が使えるということ。バーコードによる倉庫管理だけではなく、商品の受発注に応じてECサイトやECモールの在庫情報を自動で変更することができる受注管理システムの機能も利用することが可能なんです。

また倉庫管理機能では、「ZOZO Town」や「Amazon FBA」などの委託倉庫の在庫管理も可能。料金も月額固定費なので、出荷する商品の量が増えてもコストが増えることがなく安心ですよ。

\mylogiについてもっと詳しく知りたいなら/

ロジザードZERO

ロジザードZEROは、ロジザード株式会社が提供する物流管理システム。

一番の強みは、多くの周辺システムとの連帯が可能なこと。様々な受注管理システムや倉庫内の自律走行搬送ロボットなどと連帯することができるため、入出荷の多いECサイトや倉庫で多く利用されています。

またサポート体制も豊富で、わからないことや困ったことがあれば365日サポートチームが対応可能。現場スタッフも安心してシステムを利用することができますよ。

TOMAS


TOMASは、株式会社関通が提供する物流管理システム。

一番の強みは、ハンズフリーによる作業の効率化ができるところ。TOMASのバーコード作業は、スマホと指に付けられるリングスキャナーで行うので、両手をふさがず作業をすることができるんです。

またピッキングリストは、スマホで表示させることができるため、ペーパーレス化を実現することも可能になります。

業種業態を問わず様々な企業での導入実績があるため、安心して利用することができますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。確実そしてスピーディーな物流は、ECサイトをはじめとした各事業、そして企業全体の信頼獲得につながります。また、物流は、事業者にとっても、コストのや無駄な作業の削減を行うことで、利益を最大化できる、重要な存在です。効果的な物流管理を行うことで、物流における業務効率の向上を図りましょう。ぜひ参考にしてみてください!

関連記事

・物流管理システム26社比較! 型別・専門業種別にご紹介
・物流コンサルタント・物流改善コンサルタントとは?サービス内容や選定ポイントを合わせてご紹介
・EC物流におけるフルフィルメント(Fulfillment)とは?

物流システム26社比較!特におすすめの3社もランキング形式で紹介!

物流システムとは、物流に関する情報をまとめて管理することができるシステムです。導入によって、物流業務の効率化やコスト削減などを実現することができます。

今回は、物流システム26選を種類、機能、コストなどの点から徹底比較していきます。また特におすすめの物流システム3社もランキング形式で紹介していくので、是非参考にしてくださいね!

物流システムとは?

物流システムとは、物流業務で発生する一連の作業や情報を一元管理するシステムです。
製品の仕入れからお客様の手元に届くまでの全体フローをカバーする物流システムは、倉庫管理システム(WMS)」「配送管理システム(TMS)」に分けられます。

WMSとは?

Warehouse Management System、通称WMSは、「倉庫管理システム」として知られています。主に、入荷、棚卸、在庫、出荷管理など、倉庫内で発生する業務、情報の一元管理を行います。

倉庫管理システムを導入することで、正確な数値の把握や、膨大なデータの一元管理が可能になり、作業工数やミスなどを最低限におさえることができます。また、倉庫内の作業が見える化されることで、在庫回転率や販売状況を数値で記録、分析することも可能になり、余剰在庫の削減や売上向上を実現することができます。

TMSとは?

Transport Management System、通称TMSは、「配送管理システム」とも呼ばれています。商品の出荷後から、お客様へのお届けまで、つまり出荷後に倉庫外で発生する業務と、それにまつわる情報の一元管理を行います。代表的な業務内容としては、発送に伴って発生する書類作成、配車や運賃の管理、リアルタイムでのドライバーや荷物状況の管理などが挙げられます。

配送管理システムを導入することで、手作業で行う業務を大幅に削減することができます。また、リアルタイムで荷物やドライバーの状況を把握することができるため、より効率の良い配車や荷物の紛失防止を実現することができます。

物流システム26社の比較表

数あるシステムの中から、自社に合ったものを選定する際にみるべきポイントとして、特徴や機能に加えて、「システム体系」「料金体系」「導入前の無料トライアルの有無」が挙げられます。それでは実際に、物流システムの比較表を見ていきましょう。


物流システムランキングTOP3

ここでは物流システム26社を比較した上で筆者がおすすめする物流システムをランキング形式で3社紹介します。

▼物流システムおすすめランキング
1位:mylogi
2位:TOMAS
3位:COOOLa

一つずつ見ていきましょう。

1位:mylogi


mylogiは、アートトレーディング株式会社が提供する物流システム。特にECや通販事業者の物流管理におすすめのシステムになります。

mylogiの一番の強みは、通常の物流システムに搭載されている倉庫管理の機能の他に、ECサイトやモール上での在庫の受注管理も対応できるところ。倉庫内の在庫に合わせて、ECサイト上での在庫数も自動で変更させることができるので、在庫欠品などのリスクを防ぐことができます。

また倉庫管理機能では”複数倉庫管理”という機能も搭載されているので、「ZOZO Town」や「Amazon FBA」などの委託倉庫の在庫数も一括して管理することが可能。

料金も月額固定費となっているので、どんなに売り上げが増えても、システムの利用料金が上がることはなく安心ですよ。

\mylogiについてもっと詳しく知りたいなら/

2位:TOMAS


TOMASは、株式会社関通が提供する物流システム。物流会社が現場で作り、実際に使い込んだシステムなので、物流現場の課題をまるっと解決することが可能です。

TOMAS最大の強みは、スマホ端末とリングスキャナを運用することで、ハンズフリーで倉庫作業ができるところ。またピッキングリストをスマホで確認することができるので、ペーパーレス化を実現することも可能です。

また事業者さんの現場に合った運用をするために「アパレル」や「食品」「医療業界」など業種ごとに合わせたシステムを提供しているので、どんな業界でも安心して利用することができますよ。

3位:COOOLa


COOOLaは、株式会社ブライセンが提供する物流システムです。

COOOLaの強みは、ローコストで柔軟なシステムカスタマイズができるところ。というのも、株式会社ブライセンはもともとソフトウェア開発会社なので、自社内ですぐ簡単にシステムのカスタマイズをすることが可能なんです。

安価な料金で事業者の特徴に合わせた思い通りの物流システムを制作することができるため、確実に自社の物流課題を解決することができますよ。

物流システムの種類は3種類

物流システムには「クラウド型」「パッケージ型」「ハイブリッド型」の3種類があります。

本章では、それぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介します。

クラウド型

クラウド型のシステムでは、ネットワークに接続されているサーバによって提供されたシステムを、遠隔からPCやタブレット、スマートフォンなどを用いて利用します。利用の際は、ネット環境が必要になります。
つまり、他者によって構築、所有されたシステムをインターネットを通じて利用するサービスです。

メリット・ネット環境さえあれば、場所を問わず利用できる
・自社専用システム構築の必要がなく、導入コスト・時間・手間を最低限に抑えることができる
・システム管理やエラーへの対応などを自社で行う手間、労働力を省き、他のコア業務に専念できる
・無料トライアルサービスを提供しているサービスも多く、導入前に自社とマッチするか、実体験を通して確認できる
デメリット・システムのインフラを自社で独自に管理できない
・外的要因によって業務遂行の妨げとなり得ることもある
・オフラインでは利用することができない
・自社に合わせた自由なカスタマイズがしにくい

パッケージ型

パッケージ型のシステムでは、ベンダーによって既に構築されたソフトウェアを利用します。ソフトウェアの購入後、自社のPCへのインストールが必要になります。

メリット・手軽、且つ短期間で導入や運用開始を実現できる
・短期的または中長期的のみでの利用もできる
・業務を業界の標準に合わせることができる
デメリット・システムを利用できる媒体、管理者数、システム内の機能が限られている
・運用にあたり、自社の既存の業務フローやシステムを変更する手間がかかる
・ベンダーからの定期的なバージョンアップにも対応しなければならない

オンプレミス型

オンプレミス型のシステムとは、言い換えれば「完全オーダーメイド型」のシステムです。自社が抱える課題やニーズ等のヒアリングを通して、自社独自のシステムを開発してもらうことができます。

メリット・自由なオーダーメイドを通して、自社に最適なシステム導入できる
・ソフトウェアを自社のみで管理することができる
・外的要因に左右されることがほとんどない
デメリット・システム開発までのヒアリングに時間がかかる
・初期費用が高く、運用までにも時間がかかる

・システム運用管理業務を自社で行う必要がある

ハイブリット型

ハイブリット型システムとは、パブリッククラウドと、自社独自のオンプレミス型システムを融合させたシステムです。データの機密度合いに合わせて、セキュリティに不安があるパブリッククラウドと、安全とされるオンプレミスを使い分けることができます。

メリット・オンプレミス型システムと比較してより低価格で導入できる
・セキュリティの強度や全体のコストを調節できる
デメリット・クラウド型と比較すると、導入コストかかる
・導入までに時間や手間がかかる

物流システムを選ぶ際のポイントは?

物流システムを検討する際の大前提として、システム導入の目的や、解決したい課題コストなどを明確に設定することが必要となります。

自社が抱える課題が曖昧な場合は、各サービスの無料お問い合わせを通じて、外部のプロに相談することも、より迅速なシステム導入を実現するうえで、効果的な手段となるでしょう。

しかしながら、数ある物流システムの中からいくつかの候補に絞り込むことも容易ではありません。
そこで、物流システム検討時に注意すべきポイントをご紹介します。

①システム体系

まず、物流システムに求める最大のことを明確にしましょう。

コストや導入までのスピードを重視する場合、比較的安価な初期費用と月額の固定費で利用でき、スムーズな導入が可能なクラウド型がおすすめです。短期間での契約も可能なため、EC事業を始めたばかりの小規模な店舗でも比較的取り入れやすいといえるでしょう。

また、機能セキュリティを重視する場合は、自社に合ったシステムを一から構築できるオンプレミス型がおすすめです。自社の物流フローの変更に合わせて、システムも自由に変えられるため、長期的な利用に向いています。

②業界特化型

いかなる商材であっても、在庫の品質維持は重要ですが、消費期限や使用期限が明記されている医薬品や食品を扱う場合、該当の業界に特化した物流システムを選定することも効果的です。また、カラーやサイズなど、同一商品でも内訳の多いアパレル業界も、複数の業界特化型の物流システムが存在します。

商品に合わせて構築されたシステムであるため、精度の高い機能や使いやすさに加え、システムの運営会社がより業界に精通したノウハウを有しているという点もメリットとして挙げることができるでしょう。

③無料お試し

物流システム導入後、システムの有効活用を図るべく、社内での浸透も欠かせません。その際、「自社で扱う製品や既存の業務フローにあっているか」「操作がしやすく、作業の標準化が見込めるか」という点が重要になります。そこで、システムの運用会社が提供する無料トライアルの利用が効果的です。

実際に、利用してみて、使いやすさを自身で体験できるだけでなく、必要または不要な機能を見出すこともできるでしょう。システム選定に迷われている方は、ぜひ「無料お試しが可能かどうか」という点も視野に入れてみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。物流システムの種類は多岐にわたり、差別化が難しく、自社に最適なシステムを選定することは容易ではありません。まずは、自社で解決したい課題や目的、料金設定などを明確にすることが必要になります。ぜひ参考にしてみてください!

関連記事

・クラウド型倉庫管理システム(WMS)とは?機能一覧や基幹システムとの違い, おすすめWMSもご紹介!
・物流システムとは?物流システムメーカーのご紹介から物流システムエンジニアの概要まで徹底解説!
・ECサイトで効果的な物流会社やシステムの選び方とは?

物流担当者必見!物流改善施策における事例を集めました

「物流を改善したい!」「物流の改善事例が知りたい!」と気になっていませんか。

結論、物流改善をするには以下5つの考え方が大切です。

①物流コストを減らす
②ミスをなくす
③3M(ムリ・ムダ・ムラ)をなくす
④作業効率up
⑤作業工程の管理

この記事では他にも「物流改善に成功した企業の事例」や、「物流改善におすすめの倉庫管理システム」や「参考にするべき本」などを紹介しています。物流改善にお悩みの事業者さんは是非参考にしてくださいね。

物流改善の考え方

物流改善の考え方として特に大事にすべきポイントを大きく分けると、

①物流コストを減らす
②ミスをなくす
③3M(ムリ・ムダ・ムラ)をなくす
④作業効率up
⑤作業工程の管理

があります。これらの点をどう考えていけばより良い環境作りができるのかが改善のカギとなります。

1.物流コスト

物流コストとは商品の移動や取引・処理にかかる全てのコストのことを言います。

例えば郵配送費をはじめ、システム費・人件費・倉庫維持費・商品管理費など様々な分野でかかるコストがありますが、項目にすると「支払い物流コスト」と「社内物流コスト」の大きく2つに分れます。

◆支払い物流コスト

 
まず一つ目は『支払い物流コスト』です。

支払い物流コストとは簡単に言うと社外に支払うコストの事で、輸配送の運賃・倉庫内の光熱費や維持費・包装などにかかってくるものです。

例えば自社でトラックや倉庫を所有していない場合、外部に配送や保管に関してアウトソーシングをしている事が多く、その時にかかっているコストの事を指します。
このようなコストは認識しやすく削減に対しての社内の意識も高い事が多くあります。

◆社内物流コスト

 
物流にかかるコストが2つの項目に分かれているうちのもう一つは『社内物流コスト』です。

社内物流コストとは社内で発生する物流コストを指し、社外コストよりもつい見落としがちで、削減の対象として認識しにくいコストであります。

例えば流通加工作業を製造原価に含ませてしまったり人件費の計算方法も含め社内物流コストは経理上の項目に埋もれやすいです。

そのため物流コスト削減を検討する際に見落としがちな社内物流コストに対しての正しい認識力を高める必要があります。

ではそんな物流コストを削減するためには何をしなくてはいけないのでしょうか。

例えば梱包・在庫管理業務においてかかってくる人件費の場合、作業のマニュアル化や作業スペースの拡大、管理システムの導入などでコスト削減に繋げる事ができます。

ただし倉庫管理において在庫の出荷量に応じてただ単に倉庫内のスペースを変えては、逆に無駄なコストや作業を増やしてしまう事になります。

その無駄を生まないように倉庫管理システムを導入し作業の効率をすることで、人件費の削減をすることができるでしょう。

2.ミスをなくす

物流業界は人力に頼っている業務が多く、人為的なミスが発生する確率も高くなりがちです。

このようなヒューマンエラーは特に出荷時に起こりやすいといえるでしょう。

例えば、ピッキングミスや配送先の間違えなどによる誤出荷です。(荷物に貼ったラベルの文字が多すぎて読み間違えてしまうようなピッキングミスや商品仕分けの際に間違ったカゴに商品を入れてしまった事による配送先のミスなど。)
このようなミスはクレームにつながり、発生すれば処理にムダなコストと時間がかかるので、気を付けなければなりません。

それではミス防止策にはどのような方法があるのでしょうか。

まずはピッキングにてヒューマンエラーが起きないよう、ダブルチェックの実施をしましょう。そして倉庫内の環境は、常に整頓されていて点検のしやすいベストな環境であるべきです。

もしシステムの導入費用を担保できるのであれば、倉庫管理システムを導入して、作業効率改善・ヒューマンエラーの防止に努めるのもおすすめですよ。

3.3Mをなくす

物流改善を行うためには、業務上の3M(ムリ・ムダ・ムラ)をなくすことも重要になってきます。

 〜ムリ〜
現実的に社内の人材が持っているスペック以上の業務を求めている状態です。
“ムリ”をして慣れていなかったりできない業務を遂行しようとする事により、
結果的に生産性や品質に乱れを生じさせます。

 〜ムダ〜
過剰仕入れや不必要な在庫管理は、時間やコスト以外にも様々な”ムダ”を生じさせます。
仕事量の増加に伴い莫大な人件費を必要としなければいけなかったりと、
大きなマイナスポイントにつながります。

 〜ムラ〜
これら”ムリ”と”ムダ”が合わさる事によって安定した業務が行えず、ムラが生じてしまいます。

このような3Mは適材適所に必要な人員を必要な数配置していない事で発生してしまいます。製造業のような自動化が難しい場もあり、人力による作業に依存してしまいがちです。

ですがそんな現場にもハンディーターミナルを導入する事は比較的簡単にできます。ハンディーターミナルによる商品ラベルの情報照合は人が行うよりも遥かに正確性が上がります。そのため本来の作業工程にも余裕ができ、人員配置の最適化にも繋げられます。

4.作業効率Up

作業効率Upは考えれば考えるほど物流業務のどの工程においても可能性に溢れています。例えばロケーション管理に関しては熟練者でないとなかなか倉庫の状況把握がスムーズに行かない事があります。

またロケーション管理が上手く稼働していたとしても、保管場所を随時見直していかなければ出荷頻度によっては商品の棚卸に時間やコストがかかってしまう場合もあります。
そんな時はまずMHについて考えましょう。

MH(マテリアルハンドリング/マテハン)とは人時生産性のことを言います。
物流現場における『調達』・『生産』・『販売』・『回収』を含める作業員
一人当たりの生産性全般を指します。
具体的には一人が1時間あたりにどれだけの商品を梱包できるのかなどがあります。
このようなMHを道標に物流現場の改善を考える事により大きく作業効率を上げていく事ができます。

例えば作業場所の通路幅を狭くするとどうなるでしょうか。
動線が明確に整頓され不規則で無駄な動きをする必要がなく、移動の際の歩数を減らす事ができます。こういった保管場所のスペースの有効活用はMH及び作業効率Upを実現する事ができます。

5.作業工程の管理

日常業務においては気づかないような小さな事でも、トラブルの原因は会社内にある可能性があります。
しっかりと随時現状分析をし、さらにそれが社内での問題であった場合、人為的な内容なのかシステムの欠陥なのか的確に判断する必要があります。

「どこで誰がどのようなミスをおかしたのか」などの作業記録を細かく把握する事が大切です。例えばそのように細かく作業内容を把握するために紙を使って作業記録管理をしている場合もありますが、それでは情報処理スピードが追いつかない事も考えられるので、情報処理のデジタル化を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

このように物流改善にはいくつものチェックすべきポイントが混在しています。
では早速事例に基づき解決方法をブラッシュアップしていきましょう。

物流改善事例集

ここでは物流改善の事例を4つ見ていきましょう。

事例①

【問題点】ピッキングに関する人為的ミスが多かった。品番の文字が小さすぎたり桁が多すぎる、または見た目が似ている商品が多いとミスの発生確率は上がりやすい。
【改善点】バーコード管理の導入により、目視での不安定な作業がなくなった事によって正確性が上がり、作業効率と必要以上の人件費が掛からなくなった。=3Mの排除に成功した。

事例②

【問題点】業務拡大により、倉庫の保管スペースに限界がでてきた。
【改善点】三次元的に倉庫内の空間を活用する事に目を向け、2階またはメザニン(中2階)を作った。その結果、少ない予算からでもメザニンを設置する事ができるため、そこまでコストをかけず保管効率をあげる事に成功した。

事例③

【問題点】作業工程が多かったり、物流現場の整理整頓ができていなかった。
【改善点】シンプルな作業内容に変更。動線・レイアウトの再確認のため、倉庫のゾーン区分表示を細かくした。カゴ台車数を減らし、二段カゴ台車を導入などを実施。このように出荷頻度に合わせて保管場所を随時変更する事によって、作業の動線・レイアウトがわかりやすくなった。

事例④

【問題点】作業の効率化を考えて物流システムを導入してみたものの、細かい部分を自社用に最適化・調整する必要に迫られてコストをかけた挙句、専門知識がないまま自力で調整しようとした結果不適切なシステム修正を施してしまった。
【改善した結果】管理業務から配送まで行っている業者に物流業務そのものをアウトソーシングした。その結果、人件費に大きく関わる「入荷・検品作業」を委託した事により、コスト自体は同程度の外注費がかかったが、人的・時間的ソースを確保しやすくなった。

結果、EC事業者はECサイト自体の運営や企画に集中できるようになった。
また、シーズン毎に変動していた物流コストも、外注先に1本化されたため対応がしやすくなった。

物流改善におけるおすすめ本

物流への理解を深めるための本をご紹介いたします。物流に特化した経験と知識を豊富にし、改善ポイントを徹底解明していきましょう。

事例で学ぶ物流改善 (日本語) 単行本
–2017/9/16青木 正一 (著)
物流改善の進め方 コストを下げ、品質を上げる(日本語)単行本(ソフトカバー)
–2007/2/6角井 亮一 (著)

図解入門ビジネス 物流センターの改善の進め方がよ~くわかる本 (日本語) 単行本
–2007/2/6角井 亮一 (著)

物流改善におすすめの倉庫管理システム3選

ここでは物流改善におすすめの倉庫管理システムを3つ紹介してきます。

mylogi


mylogiは、アートトレーディング株式会社が提供する倉庫管理システム。特にECや通販の事業者さんにおすすめのサービスと言えます。

というのもmylogiは、バーコードによる入出荷やピッキングなどの倉庫管理機能の他に、ECサイトやECモールと連動した受注管理の機能が搭載されているから。例えば、商品Aの在庫が1つ出荷された場合に、ECサイトやモールの在庫情報が自動的に更新させる機能が搭載されているんです。

またmylogiには”複数倉庫管理”という機能が搭載させているので、「ZOZO Town」や「Amazon FBA」など委託倉庫の在庫業況も自社倉庫と併せて把握すること可能。自社倉庫内でも「通常の在庫」と「不良品在庫」を分けて記録しておくことができますよ。

\mylogiについてもっと詳しく知りたいなら/

ロジザードZERO


ロジザードZEROは、株式会社ロジザードが抵抗する倉庫管理システムです。

ロジザードZEROの強みは、その機能の豊富さです。OMSやAGVなど多くの周辺システムと連帯することができため、確実に自社の課題に合わせた物流改善をすることが可能です。

また365日サポート対応ができるため、現場で困ったトラブルが起きた場合にも、スピーディーに解決することが可能です。

さらにロジザードZEROは、クラウドWMSトップシェア稼働数No.1です。20年のノウハウや実績があるため安心して自社倉庫に導入することができますよ。

ロジクラ

ロジクラは、株式会社ロジクラが提供する倉庫管理システムです。

一番の強みは、とにかく料金がお手頃なところ。出荷機能は、月50件までであれば無料で利用することが可能です。出荷量が増えたとしても、その時の出荷数に応じて料金プランを変更することができるので、損するリスクなく倉庫管理システムを導入することができますよ。

また商品の検品は、iPhoneを利用することができるので、ハンディの購入費用を抑えることも可能です。

このように費用を最小限に抑えて倉庫管理システムを導入できるロジクラは「まだ商品の出荷が少ない事業者」や「試しに倉庫管理システムをつかってみたいという事業者」に一押しのサービスと言えるでしょう。

まとめ

物流と一言で言っても様々な工程があり、それら全てに問題点と改善点があります。それは言い換えれば「改善のチャンス」でもあるのです。物流と一言で言っても様々な工程があり、それら全てに問題点と改善点があります。

それは言い換えれば「改善のチャンス」でもあるのです。専門的なプロに任せる「アウトソーシング」も視野に入れつつ、工程毎の細かな改善点を見逃さず明確にし、作業効率をupする事が現実的ではないかと考えます。

関連記事

・マテハンとは?マテハンを自動化するメリットやメーカーのランキングなどをご紹介します!
・物流コストを徹底調査!コスト削減を実現する近道とは?
・AIが解決する物流の課題!ヒューマンエラーの予防やビジネスの最適化に役立つAIについて解説します。

ロケーション管理とは?3つの管理方法やおすすめのシステム・アプリなども紹介

ロケーション管理とは何?ロケーション管理をする方法は?と気になっていませんか。

ロケーション管理とは、倉庫内の商品や材料の場所を示す住所を割り振って在庫を管理する方法のことです。

またロケーション管理には、「固定ロケーション」「フリーロケーション」「ダブルトランザクション」といった3つの方法があります。これらの方法を効率よく行うには在庫管理システム・エクセル・アプリといったツールを使うようにしましょう。

この記事では他にもロケーション管理を導入するメリット・注意点・導入時のアドバイスなども紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。

ロケーション管理とは

ロケーション管理とは、倉庫内の商品や材料の場所を示す住所を割り振って在庫を管理する方法のことです。

ロケーションを割り振ることによって、倉庫内の商品を見つけやすくし、データとして在庫を管理することも可能になります。

ロケーションの付け方

ロケーションは、倉庫内の柱やゾーンごとにエリア区分を作り、そのエリア毎に棚やラックを置いて、数字やアルファベットなどの住所を付けて設定していきます。

またロケーションの置き方は「平置き」と「ラック」を使った方法の2種類があるので、それぞれ詳しく見ていきましょう。

◆平置きの場合

 
平置きとは、商品を床の上に置いて管理する方法。(パレットなどの荷役台の上に在庫を置いて使うことが多いです。)

平置きの場合、床に直接線を引き住所を割り当てていきます。主に重量のある商品やサイズが大きい商品は平置きで管理されることが多いです。

◆ラックの場合

 
ラックを使う場合は、棚の段ごとにロケーションを設定していきます。

ラックを使うと、平置きよりもスペースを多く使うことができ、ピッキング担当者の移動距離も減らすことができるため、保存効率や作業効率を格段に上げることができます。

ロケーション管理の方法3選

ロケーション管理には3つの方法があります。

・固定ロケーション
・フリーロケーション
・ダブルトランザクション

それぞれそういった方法で管理していくのか、詳しく見ていきましょう。

固定ロケーション

固定ロケーションとは、商品の種類ごとに保管するロケーションを固定しておく方法です。何がどこに保管されているか決まっていることから、ロケーション管理の中でも一番シンプルな管理方法になります。

◆固定ロケーションのメリットは?

 
固定ロケーションのメリットは、大きく分けて2つあります。

1つ目は、各商品の保管場所がそれぞれ決まっているため、どこに何があるか覚えやすいということです。

例えば、1つの保管場所に違う種類の商品がバラバラに置いてあると、作業担当者はどこに何が置いてあるかを把握することが難しく、ピッキングに時間がかかってしまいます。

固定ロケーションの管理方法で、担当者が商品の保管場所を覚えてしまえば、出荷時にすぐに取り出すことができ、作業効率を改善することができるでしょう。

また固定ロケーションを導入する2つ目のメリットは、欠品のリスクが低くなるという点です。

具体的に言うと、固定ロケーションでは1つのロケーションに1種類の商品を保管するので、在庫が減ってきたときに一目で補充が必要だとわかります。

在庫管理システムなどを導入していない企業の場合は、在庫の管理を目視でしなければならない場合もあるので、固定ロケーションの管理方法が最適だと言えるでしょう。

◆固定ロケーションのデメリットは?

 
固定ロケーションを導入するデメリットは、保管スペースが無駄になってしまう可能性があるということです。

例えば固定ロケーションの場合、ロケーションAにある商品の在庫が減ってきたとしても、他の商品をその場所に置くことはできません。

そのため貴重な保管スペースが無駄になって、他の在庫商品を置ききれなくなってしまう可能性が出てきます。

また、新商品などが頻繁に入荷される倉庫の場合は、そのたびに倉庫のレイアウトを変更しなければならず、無駄な作業時間を発生させる原因にもなってしまうと言えるでしょう。

◆どんな倉庫におすすめ?

 
固定ロケーションは、以下のような倉庫で導入するのがおすすめです。

・管理する商品数が少ない
・年間を通して保管する物量が安定している
・定番商品の取り扱いが多い場合

固定ロケーションは、取り扱い商品の種類が少なく、季節などによって取扱商品が頻繁に変わらない倉庫に向いている管理方法だと言えるでしょう。

フリーロケーション

フリーロケーションとは、空いている棚に商品を保管していく方法です。入庫時に保管場所を決定し、流動的に保管場所を変えていきます。

◆フリーロケーションのメリットは?

 
フリーロケーションの管理方法を導入するメリットは、倉庫スペースの無駄をなくすことができるところだと言えるでしょう。

というのもフリーロケーションは、固定ロケーションと異なり、空いているスペースに入荷された商品を自由に置くことができるから。倉庫内の空いているスペースを全て有効活用することができるため、より多くの商品を保管することが可能です。

またフリーロケーションは、新しい種類の商品がどんどん入荷されるようなEC倉庫だとしても、そのたび倉庫のレイアウトを変更する必要がありません。そのため、倉庫レイアウト変更のための作業時間なども節約することができ、より効率的な倉庫管理ができると言えるでしょう。

◆フリーロケーションのデメリットは?

 
フリーロケーションのデメリットとしては、ピッキング作業の効率が悪くなりやすいという点です。

具体的に言うとフリーロケーションは、同じ種類の商品が別のロケーションに保管されている場合もあるため、ピッキングの際、通常よりも移動時間がかかってしまうということです。また保管場所が様々になるため、商品をどのロケーションに置いたかそのたび記録が必要になるということも覚えておきましょう。

なお、フリーロケーションのデメリットを解決するために、「WMS(倉庫管理システム)」という在庫管理を自動的にしてくれるシステムも提供されています。フリーロケーションで在庫管理をしていきたい事業者さんは導入を考えておきましょう。(※詳しくはロケーション管理におすすめの在庫管理システムをご覧ください)

◆どんな倉庫におすすめ?

 
フリーロケーションの管理方法は、以下のような倉庫におすすめと言えるでしょう。

・新商品などの入れ替えが多い倉庫
・在庫数の変動が多い倉庫
・ロット管理が必要な商品がある倉庫
・サイズが大きい商品

ダブルトランザクション

ダブルトランザクションとは、倉庫内をピッキングエリアとストックエリア2つのエリアに区別して、保管やピッキング作業を行う管理方法のことです。

ピッキングエリアでは、スムーズに商品を出荷するため在庫を個装で保管し、固定ロケーションで管理します。ストックエリアでは商品をケースやパレットなどの大きな荷姿で保管し、フリーロケーションで管理していきます。

◆ダブルトランザクションのメリットは?

 
ダブルトランザクションのメリットは、「保管効率」と「作業効率」両方の効率を上げられるところです。

まず保管効率をアップさせるために、ストックエリアでは、作業頻度の少ない大きいロットの出荷とピッキングエリアへの在庫補充のみ行い作業頻度を少なくします。作業頻度が少ない分、通路は狭く、保管場所の範囲を広くすることができ、保管効率をアップさせることが可能です。

またストックエリアに在庫を保管することで、ピッキングエリアの通路は広くすることができ、作業効率をアップさせることが可能になります。必要な在庫商品は、ストックエリアからピッキングエリアに補充される仕組みになっているので、「出荷する商品が中々見つからない」といったトラブルも防ぐことができますよ。

◆ダブルトランザクションのデメリットは?

 
ダブルトランザクションを導入するデメリットは、ピッキングエリアへの商品補充作業が必要になるということ。

ピッキングエリアへ商品を補充するための仕組みや人員がある状態であれば、問題ありませんが、もし補充が出来ていない状態でピッキングを行ってしまうと、より無駄な作業が増えてしまうということにもなりかねません。

そのため、ダブルトランザクションを導入する場合は、しっかりとした作業分担や人員配置を行うようにしてくださいね。

ロケーション管理で役に立つツール

ここではロケーション管理で役に立つ以下3つのツールを紹介していきます。

・在庫管理システム
・エクセル
・アプリ

それぞれ見ていきましょう。

在庫管理システム

ロケーション管理に役立つ1つ目のツールが『在庫管理システム』です。

在庫管理システムでは、商品の在庫情報や入荷・出荷情報を自動で管理して、在庫の過不足を把握することができます。またバーコードとハンディターミナルを使い、倉庫内での商品の保管場所を正確に確認することも可能です。

※おすすめの在庫管理システムが知りたい方はこちらをクリック

◆ロケーション管理で在庫管理システムを使うメリット

 
ロケーション管理で在庫管理システムを使う最大のメリットは、作業効率がアップするということ。

在庫管理システムを使えば、バーコードをスキャンしただけで、出荷する商品がどの場所にあるのかを一目で知ることができるので、どんな人でも効率よくピッキング作業をすることが可能です。

また、ピッキングの際いちいち商品コードを確認する必要がないので、出荷商品のヒューマンエラーをなくすことができるのもメリットの1つと言えます。

「ピッキング作業の効率化」や「出荷商品のダブルチェック等の作業軽減」ができることから、在庫管理システムを導入することで倉庫スタッフの負担軽減や人件費削減にもつながるといえるでしょう。

◆ロケーション管理で在庫管理システムを使うデメリット

 
ロケーション管理で在庫管理システムを使うデメリットは、導入に費用が掛かるという点です。

在庫管理システムは、大体のサービスが月額数万円で提供されていて、中には初期費用が必要な場合もあります。

そのため、導入時には費用対効果をしっかりと確認するようにしましょう。

また在庫管理システムを導入する際には、必然的に人員配置を変更する必要がありますし、スタッフがシステムの操作に慣れるのにすこし時間がかかるということも頭に入れておきましょう。

作業現場がスムーズに在庫管理システムに馴染むために、事前に研修やマニュアルの作成をしておくのがおすすめですよ。

エクセル

ロケーション管理を行う場合、エクセルで入出荷した在庫を記録する方法もあります。

エクセルでのロケーション管理をするには、以下のように「商品コード」「入庫数」「出庫数」「在庫数」「担当者」「入出庫先」などを表にまとめて管理しましょう。

それではエクセルでロケーション管理をするメリットとデメリットはどういったことが挙げられるでしょうか?それぞれ見ていきましょう。

◆ロケーション管理にエクセルを使うメリット

 
ロケーション管理をエクセルで行うメリットは、手軽に費用をかけず管理することができることです。

エクセルの在庫管理表はネット上で『エクセル 在庫管理』と検索すれば、無料でダウンロードすることできます。またエクセルは、ほとんどの人が利用したことがあるツールなので、誰でも手軽に入力することができるため導入しやすいツールだと言えるでしょう。

◆ロケーション管理にエクセルを使うデメリット

 
ロケーション管理をエクセルで行うと、「商品の入荷や出荷があるたびに手入力で管理しなければならず手間」といったデメリットも生じてきます。

またすべて手入力となるためヒューマンエラーも発生しやすいですし、PC同士での共有もできないため、あまり効率的なやり方ではないともいえるでしょう。

アプリ

ロケーション管理をする際、スマホアプリを導入するという方法もあります。

例えば『zaico』というスマホアプリを使えばORコードやバーコードをスマホカメラでスキャンするだけで簡単に在庫管理をすることが可能です。データ登録200件までなら無料で始めることもできるので、初めて在庫管理を行うという人にもおすすめでしょう。

在庫管理アプリは他にも『クラプロ』や『ハウメニ』など様々なサービスが提供されているので、事業者にあったものを利用するようにしてくださいね。

◆ロケーション管理にアプリを使うメリット

 
ロケーション管理にアプリを使うメリットは、過剰在庫や在庫切れを減らせること。バーコードやQRコードで読み込むだけでシステムが自動的に在庫の管理をしてくれるので、適正な在庫数を常に保つことができます。

またシステムでの管理となるので、入力ミスなどのヒューマンエラーが起きる可能性も少なく安心です。

さらに通常の在庫管理システムと比べて費用が安いので、導入コストを最小限にできる点も、在庫管理アプリの魅力の一つと言えるでしょう。

◆ロケーション管理にアプリを使うデメリット

 
ロケーション管理にアプリを使うデメリットは、導入においてのサポートが少ない点だと言えるでしょう。

というのも倉庫作業で、新しいシステムを導入すると、担当者がそれを使いこなすのに時間がかかります。「使い方がわからない」といったトラブルが起きた際に在庫管理システムなどであれば、手厚いサポートを受けることができますが、アプリの場合はそこまで手厚いサポートは受けられないということを覚えておきましょう。

またスマホアプリでのロケーション管理は、機能をカスタマイズできないという点も導入のデメリットと言えるでしょう。

在庫管理システムであれば、ある程度のカスタマイズができるサービスも多いので、自社の倉庫にピッタリ合ったシステムを利用することができますが、アプリの場合は正規のシステムをそのまま使わなければならないということを頭に入れておいてください。

ロケーション管理におすすめの在庫管理システム3選

ここではロケーション管理におすすめの在庫管理システムを3つ紹介していきます。

・mylogi
・ロジザード
・アラジンオフィス

それぞれ見ていきましょう。

mylogi


mylogiは、EC運営会社のアートトレーディング株式会社が提供している在庫管理システム。

mylogiでは、ロケーション管理を行う時に必要な倉庫管理の機能を使うことができるのはもちろん、ECカートやモールの受注管理や在庫管理を自動で行うことができる機能がセットになっています。

倉庫管理の機能では、ハンディターミナルを使いバーコードで商品を管理することができるので、フリーロケーションや固定ロケーションどちらの管理方法でも効率よく商品をピッキングすることができます。

また「ECカートやモールなどの在庫情報」と「倉庫内の在庫情報」を連動させることができ、在庫の欠品や過剰在庫を防ぐことが可能です。

さらにmylogiでは、”複数倉庫管理機能”を利用することができるので、例えば「ZOZO Town」や「Amazon FBA」への委託在庫の管理も併せてすることができますよ。

\mylogiについてもっと詳しく知りたいなら/

ロジザードZERO


ロジザードZEROは、ロジザード株式会社が提供する在庫管理システム。ハンディターミナルとバーコードを使って、倉庫管理で行う「入荷」「出荷」「保管」「棚卸」すべての業務を行うことできます。

またOMSやAGVなど多くの周辺システムとも連携することが可能なので、事業者さんの「機能が足りなくて不便」といった悩みも解決することができるでしょう。

さらにロジザードZEROは、365日サービスのサポート体制を整えているので、「使い方がわからない」「トラブルがあった」といったときにも安心ですよ。

アラジンオフィス


アラジンオフィスは、株式会社アイルが提供する在庫管理システム。

アラジンオフィスの強みは、業種・業態に合わせた専用のシステムを選ぶことができるところ。「ファッション」「食品」「化粧品」「理美容品」「医療」「鉄鋼・非鉄金属」「ねじ」など事業者の業種に合わせたぴったりのシステムを利用することができますよ。

またアラジンオフィスは、システム開発から提案・分析、運用、メンテナンスまでの一貫したサポートを受けることができるので、自社の業務に合わせた最善のシステム運用をすることができますよ。

ロケーション管理を導入するメリット

ここではロケーション管理を導入するメリットを紹介していきます。

・作業効率が上がる
・コスト削減になる

それぞれ見ていきましょう。

作業効率が上がる

ロケーション管理は、導入することで作業効率が上がるというメリットがあります。

例えば、固定ロケーションで商品の配置を固定し、スタッフが商品の場所を覚えたり、在庫管理システムで商品の位置をすぐにわかるようにすれば、ピッキングのスピードを格段に上げることができます。

またダブルトランザクションを導入すれば、ピッキングエリアの通路が広くなり、スタッフの作業効率アップも見込めるでしょう。

ロケーション管理で作業時間が短縮されれば、スタッフの負担削減にもなりますし、空いた時間で他の作業をすることもできるので、仕事の生産性もあげていくことができますよ。

コスト削減になる

またロケーション管理には、コスト削減になるというメリットもあります。

ロケーション管理で、ピッキングの作業効率をアップさせれば、人員増加などをする必要もなくなり、人件費の削減につながります。

またフリーロケーションを導入して、倉庫の保管効率をアップさせれば、多少入荷の商品数が増えたとしても、大きな倉庫への移転などをする必要もなくなり、倉庫費用の削減にもつながるでしょう。

ロケーション管理を導入するデメリット

ここまでロケーション管理のメリットを紹介してきましたが、導入にはデメリットもあるのが事実です。

ここからは、ロケーション管理導入のデメリットを見ていきましょう。

設備投資が必要になる

ロケーション管理導の唯一のデメリットは、設備投資が必要になるということです。

ロケーション管理で商品をそれぞれ区切るためには、オリコンやパレットを大量に購入しなければなりません。また在庫を管理するためのシステムも導入しなければ、どんなピッキング担当者でも作業を効率化できる仕組みをつくるのは難しいでしょう。

そのために、最初だけ設備投資をしなければならないということは、頭に入れておいてくださいね。

ロケーション管理を実施する際の6つのアドバイス

この章ではこれからロケーション管理を実施する事業者さんに6つのアドバイスを紹介します。

・分かりやすいナンバーを振り分ける
・適切なロケーション管理方法を選択する
・ピッキングエリアはできるだけコンパクトにする
・出荷頻度が高い商品は出荷口付近に配置する
・類似商品は離して配置する
・ハンディターミナルを導入する

それぞれ見ていきましょう。

分かりやすいナンバーを振り分ける

ロケーションはアルファベットや数字の組み合わせで表されることが基本的です。

列、連、段の順番に番号を振り分けていきます。列はいくつかの棚が並んだ列を一列と数え、連はその列の中のどの棚かということを示します。

そして段は、棚の中の何段目にあるかということを表し、これらにナンバーを振り分けることで、ロケーションは決定します。

なお、より大きな倉庫で管理している場合は、列よりも広いエリアやゾーンという区分けを作成し、番号を振ります。この番号を振る際に、誰が見ても覚えやすい記号を振るということに気を付ける必要があります。

適切なロケーション管理方法を選択する

ロケーション管理には固定ロケーションとフリーロケーションの二種類の管理方法があります。

自社の商品と倉庫がどちらの管理方法に適しているのかをよく検討しましょう。

ピッキングエリアはできるだけコンパクトにする

商品をピッキングするためのエリアと商品を補充できるように商品をストックしておくエリアを分けておくことで、ピッキングエリアをコンパクトにし、作業効率を挙げることができます。

しかし、この方法では定期的にストックしておくエリアからピッキングエリアに商品を補充する作業が発生します。

頻繁に補充しなければならない商品や、商品自体が重く、持ち運びが困難な商品の場合はエリアを分けずに、ピッキング用の商品と補充用の商品をまとめて保管した方が良いでしょう。このように商品の種別によって保管場所もしっかりと検討する必要があるのです。

出荷頻度が高い商品は出荷口付近に配置する

出荷頻度の高い商品は作業開始位置や出荷口付近に配置しましょう。

そうすることで。作業動線の短縮につながり、作業効率がアップします。また、頻繁に出荷される商品が一か所に集中することで作業場所が混み合ってしまわないようなロケーションの配置をする必要があります。

類似商品は離して配置する

類似商品が隣の棚にあったりするとどうしてもピッキングのミスが生じがちです。

類似商品は離しておいておくことで、ピッキングのミスを減らします。逆に、一緒に出荷される商品は近くに配置することで、業務の効率化につながります。

ハンディターミナルを導入する

ハンディターミナルは在庫データの収集に利用できる携帯端末です。

持ち運びが容易で、バーコードだけでなく、文字認識も可能であるため、いちいち手書きでメモをとる必要がなくなります。詳しくは下記関連記事をご覧ください。

まとめ

ロケーション管理とは、倉庫内の商品や材料の場所を示す住所を割り振って在庫を管理する方法のことです。

管理する方法は大きく分けて3つ。「固定ロケーション」「フリーロケーション」「ダブルトランザクション」になります。

これらの方法で効率よく在庫管理・ピッキングを行うためには在庫管理システム・エクセル・アプリといったツールを使うようにしましょう。

おすすめの在庫管理システム12選を紹介!比較ポイントまで徹底解説!

おすすめの在庫管理システムは?どうやって比較すればいいの?と気になっていませんか。

在庫管理システムは、業界ごとにそれぞれ以下のサービスがおすすめです。

■EC、通販におすすめの在庫管理システム
mylogi
ロジクラ
楽商
クロスモール
TEMPOSTAR
NEXT ENGINE
■製造業におすすめの在庫管理システム
アラジンオフィス
zaico
■小売りにおすすめの在庫管理システム
スマレジ(リテールビジネスプラン)
NeoSarf/POS
■医療業界におすすめの在庫管理システム
Medicine Supervision
スマートマットクラウド

この記事では他にも在庫管理を選ぶ時の比較ポイントや、導入のメリット・注意点なども紹介していきます。ぜひ参考にしてくださいね。

EC・通販におすすめの在庫管理システム6選

EC・通販におすすめの在庫管理システムは、以下の6つになります。

・mylogi
・ロジクラ
・楽商
・クロスモール
・TEMPOSTAR
・NEXT ENGINE

それぞれ見ていきましょう。

mylogi

mylogiは、アートトレーディング株式会社が提供している在庫管理システムです。

mylogiの強みは、ECや通販で必要な機能がすべて網羅されているというところ。在庫管理システムの基本機能が搭載されているのはもちろん、ECサイトやECモールに在庫情報を連動できる受注管理の機能も搭載されているので、商品の受注から出荷までをミスなく効率的に行うことができます。

また在庫管理システムの機能では、”複数倉庫管理機能”が搭載されているので、自社の倉庫だけではなく、他の倉庫(Amazonや楽天の倉庫や実店舗など)の在庫管理をすることも可能です。システムの使い方に関しても専任のスタッフが事業者に合った方法をレクチャーしていくので、慣れない倉庫スタッフも安心してシステムを使いこなすことができますよ。

なお、アートトレーディング株式会社は累計15年、取引者数200社以上のECサイト制作・運営経験を持つため、在庫管理システムに関する相談だけではなく、受注から物流業務の効率化に関する相談や、ECサイトの運営に関する相談も一気通貫で対応することが可能となっています。

機能
・多モール対応受注管理
・フリーロケーション管理機能
・コールセンター機能
・まとめピッキング・出荷検品機能
・在庫自動引当機能
・カンタン帳票出力
・バーコード管理機能
・出荷完了メール一括送信
・履歴管理・荷物追跡機能

料金・初期費用 ¥100,000~
・月額 ¥30,000~

\mylogiについてもっと詳しく知りたいなら/

公式HP:)https://www.mylogi.jp

ロジクラ

ロジクラは株式会社ニューレボが運用しているクラウド型在庫管理システムです。

ロジクラの最大の特徴は低価格で利用できることにあり、基本機能は永久的にフリーで使うことができます。

また、「ロジクラ」はPCやiPhoneから利用することができることに加え、従来のエクセルでの管理も行う必要がありません。

特徴・出荷作業をiPhoneでする事ができる
・スマホアプリで簡単にピッキングやバーコード管理ができるので、ミスを削減できる。
・導入前にトライアル期間が14日間あるのでその期間中に導入前のヒアリングをしてもらう事ができる。
・倉庫委託より圧倒的低コスト
・追跡番号をスキャンして記録
・受注管理システムのネクストエンジンやShopifyと連携可能
料金・0円(無料プラン)
・スタンダードプラン(¥19,000)
・WMSプラン(¥39,000)
・アパレル企業向けソリューション:¥15,000/月、1店舗

公式HP:)https://logikura.jp/

楽商

楽商は1971年から株式会社日本システムテクノロジーが提供している在庫、クラウド型の販売管理システムです。

楽商の強みは、お客様のご要望に応じてシステムがカスタマイズすることができるところ。また分析や集計、発注書・納品書・請求書といった帳票発行機能も標準搭載されていますし、必要があれば、会計ソフトのデータ連携も可能です。

加えて、楽商は自社にサーバーを設置せずに、AWS(アマゾンウェブサービス)を活用したクラウドソーサービスの提案も可能です。実装することでサーバー管理から解放され、BCP対策まで対応可能になります。

特徴・データ入力、書類作成などの機能が標準装備されている
・受発注やロット管理を自動化
・カスタマイズも豊富ですが、業種ごとに分かれている既存の機能も充実している
料金・初期費用¥400,000
その他利用料金はお問い合わせください

公式HP:)https://www.rakusyo.jp

クロスモール

CROSS MALL(クロスモール)は株式会社アイルが運営する、商品登録・在庫管理・受注管理・発注・仕入れといった、ECを運営する際に必要な業務をすべて一元管理できるASPソフトです。

Yahoo!ショッピングや楽天市場、アマゾンといった複数ネットショップの在庫自動更新機能が搭載されているため、各ショップを連動させた在庫管理が可能です。

楽天市場内での複数出店のように楽天だけで完結する場合でも、別のアカウントでログインする必要なく、在庫を一元管理できるため売り越し・機会損失を防止します。

特徴・在庫更新、振り分け業務の自動化で、タイムラグを発生させない
・アラジンオフィスとの連携可能で、EC運営全般の業務効率を向上させる
・在庫登録は、CSVとの連携で、手入力に加えて、一括アップも可能
料金・初期費用 ¥0
・月額 ¥5,000~(出店するモール数や商品点数に応じて変動)

公式HP:)https://cross-mall.jp

TEMPOSTAR

TEMPOSTAR(テンポスター)は、在庫管理や受注管理、商品管理といったECサイト運営に必要な業務を1つの画面で操作・管理できる一元管理システムです。

「業務を効率化したい」「システムの都合ではなく、自社にフィットした柔軟なカスタマイズができるシステムがいい」といったネットショップ運営者の要望を叶えたのがTEMPOSTAR。

システム機能の定期的な追加やヤフオク!・AmazonFBAマルチチャネルへの標準対応なども大きな魅力です。

特徴・ASPなのでインストールする必要がない
・幅広いモールやカートに対応
・アカウントを複数持つ事も可能
・30日間お試し期間あり
料金・初期費用¥0
・月額¥10,000~

公式HP:)https://commerce-star.com/tempostar/

NEXT ENGINE

NEXT ENGINE(ネクストエンジン)は、Hamee株式会社が運営する、ECサイト一元管理システムです。導入実績業界no.1、契約社数4,739社、受注処理件数約12,955万件、利用店舗数36,004店、年間流通総額9,444億円と実績豊富です。

NEXT ENGINEの特徴は以下の3つです。

・ECの現場から生まれたサービス
・変化に強いカスタマイズ性(アプリで機能をカスタマイズ・追加可能)
・導入店舗の成長率は186%

特に注目すべきは3つ目の「導入店舗の成長率は186%」という点です。NEXT ENGINEを利用することで、多くの店舗の売り上げがアップしています。システムを導入することで、ただ業務が効率化されるだけでなく、売り上げも上がるのは大きな魅力ですね。

特徴・各ネットショップの在庫連携の自動化、一元化できる
・セット商品にも対応
・オプション機能を自由にカスタマイズできる
料金・初期費用 ¥0
・月額 ¥10,000~(受注件数に応じた従量課金制)

公式HP:)https://next-engine.net

製造業におすすめの在庫管理システム2選

製造業におすすめの在庫管理システムは、以下の2つになります。

・アラジンオフィス
・zaico

それぞれ見ていきましょう。

アラジンオフィス


アラジンオフィスは、株式会社アイルが提供する在庫管理システムです。業界ごとに性能が異なる在庫管理システムをそれぞれ提供していますが、ここでは製造業向けの在庫管理システムについてを紹介していきます。

製造・加工業向けアラジンオフィスの最大の強みは、通常の原価や粗利、ロット管理だけではなく、製造する機械や商品別での工程・進捗管理もできるところと言えるでしょう。

またアラジンオフィスは、事業者に合わせてシステムのカスタマイズが可能になります。専任の担当者が付き、事業者の課題に合わせたシステムを構築していくので、確実に業務の改善が見込めますよ。

特徴・工程進捗管理機能が搭載されている
・案件単位での原価管理が可能
・システムを自社の課題に合わせてカスタマイズできる
料金・料金は都度問い合わせになります

公式HP:)https://aladdin-office.com/ex/seizoukakou/

zaico


zaicoは、株式会社ZAICOが提供する在庫管理システム。

最大の強みは、何より導入料金が安いこと。zaicoは、月額料金0円~最大10,780円で利用することが可能です。

機能は、「在庫情報のクラウド管理」「入庫・出庫スキャン」「複数拠点の在庫管理」「棚卸機能」「発注点管理」といったシンプルな在庫管理機能が一通りそろっていて、バーコードのスキャンはスマホでも対応可能です。

そのため、安い料金で在庫管理の一通りの機能を使いたいという製造業の事業者さんにおすすめのシステムといえるでしょう。

特徴・導入料金が安い
・バーコード管理が可能
料金・初期費用 ¥0
・月額¥0~¥10,780

公式HP:)https://www.zaico.co.jp/

小売りにおすすめの在庫管理システム2選

小売りにおすすめの在庫管理システムは、以下の2つになります。

・スマレジ(リテールビジネスプラン)
・NeoSarf/POS

それぞれ見ていきましょう。

スマレジ(リテールビジネスプラン)

スマレジは、株式会社スマレジが提供するスマートフォンやタブレット端末を用いたPOSレジシステムです。

スマレジの「リテールビジネスプラン」では、基本機能のPOSレジ機能に加えて、店舗の在庫管理機能を利用することができます。

在庫管理機能自体も、棚卸や発注、入荷出荷、店舗間移動など高度な機能を利用することが可能。料金も、月々13,200円で利用することができるので、利用事業者からも「手軽で高機能なシステム」と評判ですよ。

公式HP:)https://smaregi.jp/product/inventory.php

NeoSarf/POS

NeoSarf/POSは、NECが提供するPOSレジシステム。

NeoSarf/POSでは、基本機能で使えるPOSレジ機能以外にも在庫管理の機能を利用することが可能です。

在庫管理機能では、ハンディターミナルを使い、基本的な入出荷や管理帳票の作成、棚卸などを実施することができます。

提供会社も大手のNECと信頼性の高い会社なので、安心して導入することができますよ。

公式HP:)https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/ss/retail/products/neosarf-pos/function/stock/

医療におすすめの在庫管理システム2選

医療業界におすすめの在庫管理システムは、以下の2つになります。

・Medicine Supervision
・スマートマットクラウド

それぞれ見ていきましょう。

Medicine Supervision


Medicine Supervisionは、株式会社電算が提供している医療品在庫管理システムです。

Medicine Supervisionは、医薬品の発注・検品・入庫・出庫までの管理を効率的かつ正確に行うことができるので、「在庫切れ・過剰発注」「伝票事務の転記ミスや請求ミス」を防止することができます。

医療品専用の在庫管理システムとなるので、薬品の名称や企画などの共通項目をはじめ、仕入れ先コードや購入単価など病院に応じた項目の設定が可能です。

公式HP:)https://www.ndensan.co.jp/msv/

スマートマットクラウド


スマートマットクラウドは、株式会社スマートショッピングが提供する医療品在庫管理システムです。

スマートマットクラウドの一番の強みは、医療用品の自動発注が可能なところ。

スマートマットという、重さを検知する機械の上に医療品の在庫を置き保存することで、在庫が足りなくなった段階で自動で発注を行ってくれます。

発注業務が自動化されることで、医療スタッフの負担軽減やヒューマンエラーを予防することができますよ。

公式HP:)https://www.smartmat.io/

在庫管理システムの比較ポイント

ここでは、在庫管理システムを選ぶ際の比較ポイントを見ていきましょう。

・クラウド型かオンプレミス型か
・業界に合った内容のシステムか
・他のシステムと連帯できるのか
・どの端末に対応しているか
・アフターケアは充実しているか

それぞれ解説していきます。

クラウド型かオンプレミス型か

まず在庫管理システムを選ぶ際は「クラウド型」か「オンプレミス型」どちらの提供形態のサービスを選ぶか決めていきましょう。

それぞれの提供形態でどういった特徴があるのか、以降で解説していきます。

◆クラウド型

 
まずクラウド型は、事業会社がインターネット上で提供している在庫管理システムを月額や年額で借りることができます。

クラウド型の在庫管理システムのメリットは

・システムを自ら開発する必要がない
・製作コストがかからない
・セキュリティが高い
・他システムとの連帯ができる

ということが挙げられます。

デメリットをあげるとすれば、「ランニングコストが発生すること」「機能のカスタマイズが難しい」といったことが挙げられますが、現在多くの企業で導入されているシステムだということを頭に入れておきましょう。
※この記事で紹介している在庫管理システムはすべてクラウド型になります。

◆オンプレミス型

 
オンプレミス型は、サーバーやシステム機器を購入して、自社オリジナルの在庫管理システムをつくる方法です。

オンプレミス型のメリットは、

・自社の業務に合わせた仕様の在庫管理システムができる
・ランニングコストは発生しない

といったことが挙げられます。

しかし、システム開発のために人材や高額な費用、時間がかかるといったデメリットも。そのため、オンプレミス型の在庫管理システムは、最大手の企業などで導入されることがほとんどになります。

業界に合った内容のシステムか

次に導入しようとしている在庫管理システムが自社の業界に合った内容のシステムかを確認するようにしましょう。

なぜなら、「EC・通販」や「製造業」「小売業」「医療業界」などそれぞれの業界によって、在庫の管理方法は異なり、それに伴い在庫管理システムで必要な機能は変わってくるからです。

ここからはそれぞれの業界ごとに、在庫管理システムを導入するにおいて必要な機能などを紹介していきます。

◆EC・通販業界

 
まずEC・通販業界で、在庫管理システムを導入するなら、在庫管理システムの基本機能」+「在庫状況をECサイトに連動できる機能」のあるシステムを選ぶのがおすすめです。

というのもECサイトや通販業界の場合、管理は倉庫にある在庫数だけではなく、ECサイト上での在庫設定もしっかりと行っていかなければ、「在庫情報が間違っていて商品を送れなかった」といったトラブルが起きてしまう可能性があるからです。

在庫管理システムの中には、「在庫管理システムと受注管理システムが一体型になっているサービス」や、「在庫管理システムに受注管理システムを連帯することができるサービス」も提供されています。ECや通販を運営している事業者さんは、在庫ミスをおこさないためにもこういったサービスを優先して選ぶようにしましょう。

◆製造業

 
次に製造業で在庫管理システムを導入するなら、在庫管理システムの基本機能」+「工程進捗管理機能」「加工依頼管理機能」のあるシステムを選ぶのがおすすめです。

というのも製造業は、他の在庫管理と異なり、在庫の部品を加工していく工程があり、そこの管理までをしっかり行っていかないと、部品から完成品の在庫数が合わなくなってしまうからです。

クラウドの在庫管理システムで、製造業に特化したサービスは、正直、数少ないです。唯一この記事で紹介している”アラジンオフィス”という在庫管理システムであれば、細かい工程の在庫数までを追うことができるので、おすすめですよ。

◆小売業

 
小売業で在庫管理システムを導入するなら在庫管理システムの基本機能」+「レジ機能」なども搭載されたシステムをおすすめします。

というのも、小売業で在庫管理システムとレジが連帯しているシステムを利用すれば、店舗で商品をレジに通した段階で、すぐに在庫数が反映されるので、余計な在庫確認作業をする必要がありません。

店舗での無駄な作業や商品の在庫不足をなくすためにも、小売業ではレジ機能搭載の在庫管理システムを利用するようにしましょう。

◆医療業界

 
医療業界で在庫管理システムを利用するなら在庫管理システムの基本機能」+「薬品管理機能」が搭載されているシステムがおすすめです。

医薬品などの在庫は、医療に使われる薬剤のため用途に合わせて徹底した管理が必要ですし、薬の利用期限なども管理しなければなりません。

そのため医療業界で在庫管理システムを利用するのであれば、汎用性のあるシステムではなく、薬品管理機能が搭載された医療専用の在庫管理システムを必ず使うようにしましょう。

他のシステムと連帯できるのか

 
在庫管理システムを選ぶ際には、他のシステムと連帯できるのかという点も重視しましょう。

例えば・・・

・ECや通販で在庫管理システムを使うのであれば、受注管理のシステムと連帯できるのか
・小売業で在庫管理システムを使うのであれば、POSレジシステムを連帯できるのか

といったことに配慮して在庫システムを選ばなければ、導入後、他の必要なシステムを使うことができないという事態になりかねないので気を付けましょう。

◆連帯が面倒であれば一体型システムも◎

 
もし「他のシステムとの連帯する作業などが面倒くさい」「すべてのシステムをこれから導入する」という場合は、必要なシステムが連帯されている在庫管理システムを利用するのもおすすめです。

例えば、ECや通販の場合「mylogi」というサービスを利用すれば、それだけで受注管理と在庫管理をすることができます。小売業でいうと「スマレジ」というサービスは、在庫管理とPOSレジシステムが一体になっているので、わざわざ2つのシステムを導入する必要がなく便利ですよ。

どの端末に対応しているか

在庫管理システムを比較する際は、どの端末に対応しているかも確認するようにしましょう。

以前、在庫管理システムはWindowsやMacなどのPCでしか操作できないサービスが多かったですが、現在はスマホで操作できるシステムも多いです。

しかし、スマホ端末の中でもAndroidには対応しているがiPhoneには対応していないといったケースもあるため、事前に良く操作する端末でシステムが利用できるか確認しておきましょう。

◆検品端末も確認すると◎

 
また検品作業をする際の操作端末も、在庫管理システムによって利用できるものが異なります。

例えば在庫管理システムによっては、検品の際にスマホを利用できるものもありますし、専用のハンディが必要な場合もあります。

スマホで検品できるシステムは、一見導入コストを抑えられてお得と思いますが、カメラでのバーコード読み取りに時間がかかったり、作業中に落としやすいといったデメリットもあります。

一方ハンディは、導入コストが若干かかってしまうというデメリットはありますが、バーコードの読み取りが早い、落としても丈夫といったメリットもあることを覚えておきましょう。

アフターケアは充実しているか

 
在庫管理システムを契約する際は、導入後のアフターケアが充実しているかという点にも目を向けておきましょう。

在庫確認システムは、契約がゴールではなく、導入してから使いこなすまでが大切です。もし導入後「なかなか使いこない…」「システムにトラブルがあった」というようなことが起きた場合に備えて、システム会社が手厚いサポートをしてくれるかどうかを良く確認しておきましょう。

サービスサイトでは、どこまでのサポートに対応してくれるのかがわからないという場合は、システムの担当者に導入後のサポートについてを良く確認してくださいね。

在庫管理システムを導入するメリット

ここからは在庫管理システムを導入するメリットを紹介していきます。

・コストが削減される
・在庫回転率が向上する
・業務が自動化される

それでは見ていきましょう。

コストが削減される

ECサイトを用いた販売活動における、削減すべき主なコストは「倉庫維持費」「人件費」の2つが挙げられるでしょう。

在庫管理システムを用いることで、余計な仕入れコストや使用する倉庫の範囲を削減することができます。

在庫回転率が向上する

在庫を正確に把握するだけでなく、分析データを用いたニーズの把握を行うことで、必要最低限、且つ適切な仕入れを実現することができます。

その結果、在庫回転率を高めることにつながります。

業務が自動化される

それまではエクセルなどのデータ管理は手動などで行うことで入力ミスなどの課題がありました。

しかし在庫管理システムの導入によってこれが自動化され、また複数管理も可能になったため、手動入力による悩みが一気に解消されます。

在庫管理システムを導入する際の注意点

ここでは在庫管理システムを導入する際の注意点を紹介していきます。

・導入のコストがかかる
・システムを使いこなすのに時間がかかる

それぞれ解説していきます。

導入のコストがかかる

まず在庫管理システムを導入する際には、コストがかかるということを覚えておきましょう。

通常、在庫管理システムの料金は、月々数万円~で利用することが可能です。

在庫管理の業務効率化で人件費や倉庫維持費が削減されれば、その分導入コストがペイされることになりますが、システムを使いこなせなければ、導入コスト分損してしまうことになりかねないので、注意しましょう。

システムを使いこなすのに時間がかかる

また在庫管理システムは、導入後、使いこなすのに時間がかかるということも覚えておきましょう。

これまでシステムなどを使わずに在庫管理を行っていた従業員は、新しいシステムを使いこなすのに時間がかかります。操作方法をしっかり覚えるまでは、導入前よりも作業に時間がかかってしまう場合があるということを頭に入れておきましょう。

出来るだけ早く従業員に在庫管理システムを浸透させるには、事前に誰が見ても操作ができるようなマニュアルを用意したり、サービスの事業者にデモンストレーションや研修をしてもらうのがおすすめです。

在庫管理システムの基本機能

在庫管理システムには、基本的に10個ほどの機能が備わっています。

ここではそれぞれの機能についてご説明いたしますが、システムの細かい設定や内包されている機能は異なるので挿入前に細かく確認するようにしましょう。

在庫管理システムの10機能は以下の通りです。

在庫管理システムの機能入出庫管理機能:入荷や出荷する商品の検品作業などをサポート
検品機能:商品の品質確認を効率化する
在庫管理機能:在庫状況のリアルタイムでの把握を可能にする
返品管理機能:返品された商品の在庫情報を管理
棚卸機能:実在庫とシステム上のデータを一致しているか確認する
在庫分析機能:過去の出入荷データから市場の動きを算出
データ分析機能:在庫状況をデータによって分析
マスター管理機能:マスターデータ(システムを動かす前のデータ)を管理
バーコード管理機能:バーコードで商品管理を可能にし人的ミスを防ぐ
書類の作成・出力機能:伝票、発注書

在庫管理システムの導入がおすすめな企業の特徴は?

在庫管理システムの導入がおすすめな企業の特徴は、以下になります。

・人材確保に課題を抱えている企業
・複数のECサイトや実店舗を展開している企業

それぞれ見ていきましょう。

人材確保に課題を抱えている企業

まず人材確保に課題を抱えている企業は、在庫管理システムの導入がおすすめです。

前述したように在庫管理システムは、業務の効率化を可能とするので、その分、通常よりも少ない人数でも問題なく倉庫作業をすることができます。

また「人件費を減らしていきたい」「従業員の負担を減らしたい」といった事業者さんの悩みも解決できるため、ある程度の規模の倉庫を抱えている事業者であればどんな企業でも導入するべきシステムと言えるでしょう。

複数のECサイトや実店舗を展開している企業

また複数のECサイトや実店舗を展開している企業にも在庫管理システムはおすすめです。

というのも、在庫管理システムは、複数のECサイトや実店舗の在庫情報を一括して管理することができるため、在庫不足や過剰在庫を防ぐことができるからです。

また複数のECサイトや店舗で販売している大量の在庫を、一番効率の良い方法で出荷することもできるので、こういった事業者さんには是非おすすめしたいシステムをなっています。

在庫管理システムに関するその他の疑問

小規模の事業者におすすめの在庫管理システムは?

小規模の事業者で在庫管理システムを導入したいという場合は、自社で出せる予算と必要な機能を良く確認して、一番バランスの良いシステムを選ぶようにしましょう。

小規模事業者におすすめの在庫管理システムが知りたい方は小規模導入できるおすすめ在庫管理システム10選比較!の記事をご覧ください。

まとめ

在庫管理システムは、業界ごとにそれぞれ以下のサービスがおすすめです。

■EC、通販におすすめの在庫管理システム
mylogi
ロジクラ
楽商
クロスモール
TEMPOSTAR
NEXT ENGINE
■製造業におすすめの在庫管理システム
アラジンオフィス
zaico
■小売りにおすすめの在庫管理システム
スマレジ(リテールビジネスプラン)
NeoSarf/POS
■医療業界におすすめの在庫管理システム
Medicine Supervision
スマートマットクラウド

在庫管理システムを選ぶ際は「クラウド型かオンプレミス型か」「業界に合った内容のシステムか」「他のシステムと連帯できるのか」「どの端末に対応しているか」「アフターケアは充実しているか」といったポイントを重視してどのサービスにするか決めていきましょう。

おすすめ一元管理システム15選!比較ポイントや導入のメリットは?

一元管理システムはどれがおすすめ?比較ポイントは?と気になっていませんか。

結論、一元管理システムを導入するなら、以下15個のサービスから選ぶのがおすすめです。

▼おすすめの一元管理システム
・mylogi
・ネクストエンジン
・CROSS MALL
・アシスト店長
・タテンポガイド
・TEMPOSTAR
・LOGILESS
・CAM MACS
・助ネコ
・通販する蔵
・まとまる店長
・Crossma
・ITFOReC MS2
・速販
・eシェパモール

この記事では他にも、一元管理システムを選ぶ時の『比較ポイント』や導入のメリット・デメリットも紹介しています。一元管理システム導入の際には、是非参考にしてくださいね。

この記事を監修した人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

一元管理システムとは?

ECサイトにおける一元管理システムとは、ECサイトの在庫や受発注数などの情報を一括でまとめて管理するシステムのことです。

一元管理システムでは、複数のモール店舗や自社ECの受注情報や在庫情報を自動で取り込み、1つのシステム上でまとめて管理することが可能です。

またサービスによっては、倉庫管理や商品登録、メール送信などの機能を利用できるものもあります。そのため、自社の簡略化したい業務に合った機能を搭載している一元管理システムを選ぶのがおすすめですよ。

おすすめの一元管理システム15選

ここではおすすめの一元管理システム15選を紹介していきます。

mylogi

mylogiは、EC運営会社のアートトレーディング株式会社が提供している一元管理システムです。

mylogiは、ECカートやモールの受注管理や在庫管理を一元化することができるのはもちろん、通常の一元管理システムにはない「倉庫管理機能」を利用できる点が強みになります。

mylogiの倉庫管理機能では、商品を自社倉庫にてバーコード管理することができるので、保管場所を選ばず素早くピッキングをすることが可能。また在庫管理機能と連動させることができるので、商品の売り越しや売り逃がしのリスクを軽減することができます。

さらにmylogiでは、自社倉庫だけではなく「Amazon FBA」といった委託在庫などに預けている商品の在庫管理も可能です。この機能は他のWMSにもあまり搭載されていない機能なので、複数の倉庫を管理したい事業者さんにもかなりおすすめですよ。

\mylogiについてもっと詳しく知りたいなら/

ネクストエンジン


Hamee株式会社の提供しているネクストエンジンは、業界シェア1位の一元管理システムです。Hamee株式会社も自社でネットショップ運営を行っており、自社で行っているEC運営業務に沿った一元管理システムの機能開発を行っている点が特徴です。

管理したい店舗追加や取り扱い商品数、倉庫システムとの連携などに追加費用は必要なく、安心して基本的な機能を使用できることから、多くの人気を集めています。

CROSS MALL

「CROSS MALL」はシステム戦略・Web戦略・人材戦略を駆使し総合的なビジネス支援を行っている株式会社アイルで提供されている一元管理システムです。

CROSS MALLでは「商品登録」「在庫管理」「受注管理」「発注・仕入れ」を自動化し、複雑判断が必要な業務は人間がになうことでネットショップ運営を最適化します。

アシスト店長

「アシスト店長」は、ECサイトの運営を支援している株式会社ネットショップ支援室が提供している一元管理システムです。

アシスト店長の強みは、受注・在庫情報の管理による作業時間短縮と顧客情報や分析、メール配信機能を活用したECサイトの売り上げアップの双方を同時に期待することができるという点です。

タテンポガイド

株式会社スマートソーシングも一元管理システムの「タテンポガイド」を提供しています。

タテンポガイドでは複数のECサイトの在庫管理・販売管理・出荷管理・顧客管理などを一括で管理できます。自社企業の運営方針に合わせて、外部機能との連携や機能追加なその独自カスタマイズが可能な点が大きな魅力です。

TEMPOSTAR


NHN SAVAWAY株式会社では、「TEMPOSTAR(テンポスター)」という一元管理システムを提供しています。主に複数モールの受注、在庫、商品情報を一括管理できます。

同サービスの最大の魅力はネットショップの運営に必要なツールをワンストップで提供し、サイトごとに発生する在庫管理、商品管理、商品業務、受注管理などの爆ヤード業務を一本化できるという点です。

LOGILESS

株式会社ロジレスでは、受注管理システム倉庫管理システムが一体型となったEC自動出荷システムの「LOGILESS(ロジレス)」というサービスを提供しています。

同サービスを利用することで受注から出荷までの作業を自動化でき、ニューマンエラーを未然に防げるようになります。
加えてLOGILESSには各ネットショップの独自業務を再現できるという強味があります。

CAM MACS


株式会社キャムは、クラウドSaaSの情報管理システムである「CAM MACS」を提供しています。受注から出荷・財務までの業務を総合的に最適化するのみでなく、既存の機能との連携も可能なので自社に日長な部分のみ導入することもできます。
加えてシステムの拡張性に強みをもっており、企業の成長に合わせて機能追加やカスタマイズが可能なので長期的な利用にも最適です。

助ネコ


株式会社アクアリーフでは「助ネコ通販管理システム」を提供しています。こちらのサービスは多店舗一元管理システムです。

最低限の操作ボタンのみが表示されるシンプルなステータス画面や、エラーが一目で分かるチェック機能を搭載している点が大きな魅力です。そのためパートの方や高齢の方でも簡単に操作できます。

通販する蔵


株式会社ソフテルが提供している一元管理システムが「通販する蔵」です。

複数のショップの一元管理や、配送システムとの連携、売り上げ分析などを標準装備として備えています。
同サービスの特徴としては、ボタン1つで受注データの処理が可能な機能や、楽天WEBASPとの連携により自動ポイント承認やクレジット処理ができることなどがあげられます。

まとまる店長


株式会社ブランンジスタでは「まとまる店長」という複数ECサイトの一元管理システムを提供しています。
商品データをそれぞれのECサイトに合わせて自動変換機能や、複数店舗の在庫を自動的に連携更新する「在庫管理機能」を備えています。複数ECサイトの運営が一般的となっているEC業界において、サイト複数運営コストの削減と新たな販売機会の創出が期待できます。

Crossma

株式会社IZUMIでは「Crossma」というオールインワン併売ツールを提供しています。具体的にはAmazon・Yahoo!ショッピング・楽天市場の同時併売において半自動化出荷品から出荷完了までを自動化できるツールになります。

出品から受注、出荷、在庫管理などの基本のオペレーションはもちろん、モール事の価格改定細かいなどの作業もほぼ自動化できる仕組みなので、多店舗展開によって受注件数が増えてもオペレーション工数などにかかる負担の増加を抑えられます。

ITFOReC MS2


株式会社アイティフォーでは、「ITFOReC MS2」という一元管理システムを提供しています。

こちらのサービスの最大の特徴はシステムのフルカスタマイズが可能な点です。各ECサイトに最適な形で商品情報・在庫情報を一元管理し、運用にかかる負担を軽減します。

速販


株式会社サイオでは、複数ネットショップの一括管理ソフトである「速販」シリーズを提供しています。

ネットショップの規模が拡大するにつれて膨大な量になる受注管理業務を一括管理することで、商品企画や販売促進施策の実施などに時間を有効活用できるようになります。

速販シリーズは自社の運用形態に合わせて一部カスタマイズ可能です。具体的な機能としては受注データをクラウドで管理する「速販C2」やモール間の在庫数を管理する「速販在庫」などが存在します。

eシェパモール


株式会社スクロールでは「eシェパモール」という複数のネットショップを一括で管理するサービスを提供しています。

商品ページの管理、在庫数の自動更新、配送管理、各モールの受注取り込みなどECサイトの運営に必要な基本機能を備えています。

一元管理システムの比較ポイント

自社にとって、最適な一元管理システムを選ぶためには、以下のポイントに注目するのがおすすめです。

・対応機能
・対応モールやカートの範囲
・無料利用期間の有無

それぞれ見ていきましょう。

対応機能

一元管理システムを選ぶ際には、まず「自社ではどんな作業を簡略化したいのか、そのためにどんな機能が必要なのか」を洗い出すようにしましょう。

というのも一元管理システムは、それぞれのサービスによって、対応できる機能が様々だからです。例えば、「A社の一元管理システムの場合は、それぞれのモールの商品情報を一括変更できる機能があるがB社にはついていない」「B社の一元管理システムは倉庫管理機能もついているが、C社で倉庫管理するには別のWMSが必要」といったように、各会社のシステムによって、対応できる機能は全く異なります。

ここからは、通常の一元管理システムによく搭載されている機能を見ていきましょう。自社ではどの機能を導入するべきか確認して、必要な機能が搭載された一元管理システムを選ぶようにしてくださいね。

◆受注管理

 
一般的な一元管理システムには「受注管理」の機能が搭載されています。

受注管理の機能を利用すると、複数のモールやカートで発生した受注データを1つのシステムで管理することが可能です。

また、料金未払いの場合やラッピングの対応が必要な場合、離島配送など、特別な対応が必要な注文のみを自動で仕分けをしてくれるため、受注管理の担当者は注文すべてに必ず目を通す必要がなくなります。

そのため一元管理システムの受注管理機能は、「現在、商品の申し込みが多く受注業務に多くの時間を割いてしまっている」という事業者におすすめの機能と言えるでしょう。

◆在庫管理

 
一元管理システムには、一般的に「在庫管理」の機能も搭載されています。

在庫管理機能では、各モールやECカートの在庫情報を自動で適切に管理することが可能です。

例えば一元管理システムを導入するまでの在庫管理は、入出荷で在庫数の変動が起きるたびに、それぞれのモールやECカートの在庫数への対応を手入力でしなければなりませんでした。

しかし在庫管理機能を搭載した一元管理システムを導入すれば、在庫の増減に合わせて、それぞれのモールやECカートの在庫情報も自動で変動するので、ミスや手間をなくすことが可能です。

そのため現在ECサイトの運営で、「在庫の管理に時間がかかっている」「在庫情報が間違っていて商品を送れなかったことがある」という事業者は、在庫管理機能がしっかり搭載された一元管理システムを導入するようにしましょう。

◆倉庫管理機能

 
また一元管理システムによっては「倉庫管理機能」が搭載されたサービスも提供されています。

倉庫管理機能とは、入出庫や検品といった物流に関わるほとんどの作業を正確に素早く行うための機能です。

例えば一元管理システムの倉庫管理機能を使わない場合、広い倉庫から注文のあった商品を探すには、かなりの時間がかかってしまいますし、人的ミスが起こる可能性も高いです。

しかし一元管理システムの倉庫管理機能を利用すれば、倉庫内のどの場所に目的の商品があるか一目で探すことができ、商品のピッキングミスが起きることもありません。

そのため、ECサイト運営において自社にある程度の広さの倉庫を保有していて、ピッキングや出荷に時間がかかっているという事業者は、「倉庫管理機能」も搭載された一元管理システムを利用するのがおすすめですよ。

◆商品登録機能

 
一元管理システムの中には「商品登録機能」が搭載されたサービスもあります。

商品登録機能とは、各モールやECカートで掲載された商品写真や商品情報を、一元管理システム上で一括変更できる機能のこと。

商品登録機能を利用すれば、例えばセールのタイミングなどに「別モールで販売している同じ商品の価格を一気に変える」といったことが可能になります。

そのため商品登録機能は、多くのモールやカートにそれぞれ同じ商品を出品していて、度々商品情報を変更することがあるという事業者さんにおすすめの機能と言えるでしょう。

◆メール送信機能

 
一元管理システムの中には「メール送信機能」を使うことができるサービスもあるので、覚えておきましょう。

メール送信機能とは、お客さんの状況に合わせて、適切なメールを自動で送信することができる機能のこと。

例えば、新規客とリピーターでそれぞれ別の文面のメールを自動で送ることが出来たり、購入後数日後にステップメールを自動で送信することも可能です。

そのため、「出荷後のメール送信業務に手がかかっている」「時間をかけずステップメールを送ってリピーターを獲得していきたい」といった事業者は、メール送信機能がついている一元管理システムを選ぶのがおすすめですよ。

対応モールやカートの範囲

一元管理システムには様々なものがあり、システムごとに連携することができるモールやECカートが異なります。

【例】
楽天モール、ECカートshopifyには連帯できるが、ZOZOTOWNには連帯できない…など

そのため、モールに出店している場合には導入しようとしているシステムがモールに連携することができるのかを事前に確認しておくことが重要です。

また今後事業を拡大していく場合には、今後出店しそうなモールと導入するシステムが対応しているかどうかについても詳しく調べておくようにしましょう。

無料利用期間の有無

一元管理システムを選ぶ時は、無料利用期間が設けられているかにも注目しましょう。

というのも一元管理システムは、試しにシステムを利用してみないと、EC担当者にとって本当に操作しやすいものなのかどうかがわからないから。業務効率を上げるために利用にもかかわらず、導入してから使い勝手が悪く操作に時間がかかるということに気づいてしまうと、お金や時間が無駄になってしまいます。

そのため一元管理システムを選ぶ時は、それぞれのサービスのデモンストレーションを受けてみるか、無料利用期間があれば一定期間お試しで導入してからどのシステムが使いやすいかを判断するようにしましょう。

一元管理システム導入のメリット

一元管理システム導入のメリットは、以下になります。

・受注情報を素早く取得できる
・コストの削減ができる

受注情報を素早く取得できる

一元管理システムを導入することで、受注に関する情報を素早く得ることができます。

具体的には管理上のステータスが「受注完了なのか」「入荷待ちなのか」「配送中なのか」などの全ての受注情報をすぐに取得することができるということです。

また、一元管理がされていないことで発生する情報の行き違いも防ぐことができます。

複数モールの在庫情報を一括更新できる

複数のモールで管理している在庫情報を一元管理することで、複数モールの在庫情報を一括更新できるようになります。

具体的には1つのモールから商品が購入されて在庫が1つ減ったとしても、その情報が即座にすべてのモールの在庫情報に反映されるということです。

全てのモールの在庫情報がすぐに、更新されるので、在庫不足や売り逃しのミスをなくすことができると言えるでしょう。

コストの削減ができる

一元管理システムを使うことで、受注業務や在庫管理など手作業で行っていたことに対してのコストを削減することができます。

具体的には受注業務や在庫管理を全て手動で行うと、その分作業時間は増え、必要な人件費も多くかかってしまいます。

しかし、一元管理システムを導入することで受注業務や在庫管理を自動化することが可能です。必要最低限の作業を効率的に行うことができるためリソースを減らすことができ、結果としてコスト削減が可能になるでしょう。

一元管理システム導入のデメリット

一元管理システム導入のデメリットは、以下になります。

・導入コストがかかる
・業務体制の変更が必要になる

導入コストがかかる

一元管理システムの導入には費用がかかるというデメリットがあることも覚えておきましょう。

例えば、一元管理システムを導入して、人件費を削減することができたとしても、システムの導入費用がそれよりも高額である場合、結果として損することになってしまいます。

そのため導入時には、必ず利用目的を明確にして、費用対効果しっかりと測定するのがおすすめですよ。

業務体制の変更が必要になる

一元管理システムを導入することで、「これまでの業務方式や人員配置を見直さなければならない」というデメリットが発生することも頭に入れておきましょう。

つまり新しいシステムを導入することで、人事配置を変更しなければならず、社内に混乱を招いたり、新しい業務をスムーズに遂行できない社員もでてくる可能性も考えられるということです。

そのため、新しく一元管理システムを導入する場合は、事前に適切な人事配置を行い、誰でも使いこなせるようなマニュアルを作成するようにしましょう。

一元管理システムはどんな企業が導入するべき?

ここではどういった企業が一元管理システムを導入した方が良いのかを解説していきます。

業務の効率化や業務の質の向上を図りたい企業

まず「業務の効率化や業務の質の向上を図りたい企業」は、一元管理システムを導入するのがおすすめです。

一元管理システムを導入することで作業の重複や作業のミスを減らすことができます。そのため、今までよりも短時間で作業を終えることができ、業務の効率化を図ることが可能になります。

また、業務を効率化することで、余った時間を商品やサービスの質向上に費やすこともできるため、一元管理システムはこれから商品企画に力を入れていきたい企業にもおすすめのサービスと言えるでしょう。

データに基づいた戦略を練りたい企業

次に「データに基づいた戦略を練りたい企業」にも一元管理システムの導入はおすすめです。

一元管理システムを導入することで顧客の購買履歴や顧客情報を一括で管理することができるので、そのまとまったデータから販売戦略を立てやすくなるからです。結果として、ECサイトの売上の増加に期待することができるでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回の記事では一元管理システムを提供している会社15社をご紹介いたしました。
会社によってサービス内容や特徴は異なるので、何社か候補を出して比較しながら自社にぴったりのシステムを見つけるようにしましょう。
本記事が皆さんがECサイトを運営する際の参考になれば幸いです。

受注代行サービスとは?メリットや費用相場、おすすめの代行会社6選もご紹介!

ECサイトの運営の中でも工数やコストがかかるのが受注業務です。
ECサイトの規模が拡大すればするほど膨大な量になる受注業務が悩みの種だというEC運営者の方も多いのではないでしょうか。

煩雑な受注業務は、受注代行サービスを利用することで業務内容を効率化しスムーズに業務を進められるようになります。
そこで本記事では、受注代行サービスについてそのメリットや料金相場からおすすめの受注代行サービス会社まで含めてご紹介いたします。

この記事を監修した人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

受注代行サービスとは?

受注代行サービスとは、ECサイトにおける受注業務を運営者に代わって行うサービスのことを指します。
受注業務はルーティンワークのような部分が多く、ECサイトの規模に合わせてどんどん煩雑化していく業務ではありますが、お客様の商品を管理するECサイトの運営上は欠かせない業務です。

しかし受注業務ばかりに集中してしまうと、商品企画やマーケティング施策などの基幹業務が疎かになってしまいます。
受注業務を外注することでそこに割くリソースを最小限に抑え、ECサイトの運営業務全体の効率化を図る1つの手段として注目を集めているのが受注代行サービスです。

受注代行サービスの業務内容

受注代行サービスの主な業務内容としては、まず受注データの処理があります。データ処理では、顧客から注文を確認して商品の在庫との称号・売り上げ処理などを行います。

加えて顧客へ注文確認メールの送信やクレジットカードなどの決済情報の処理を行います。最後に決済完了したことを確認して出荷作業をすすめ、それに関するデータ作成を行うまでが受注代行サービスの主な業務内容です。

受注代行サービスの提供会社にもよりますが、そのまま在庫の管理や商品の発送などの受注管理以外の物流業務も依頼可能な場合があります。さらに返品処理やコールセンターなどのカスタマーサポートも網羅している会社も存在します。

受注代行サービスのメリット

受注代行サービスを利用することで会社の予算や人員に余裕が生まれるというメリットが存在します。
受注作業は一軒当たりの作業量が多く、ECサイト運営業務の全体で見るとかなり負担の多い工程です。加えてその業務量はECサイトの規模が拡大すればするほど膨大なものになります。

受注業務に追われるとその他の業務に手が回らなくなりがちですが受注代行サービスを利用すれば、商品企画やマーケティング施策の考案などのECサイトの上利上げを上げていくための基幹業務に人員や予算を割けるようになります。

受注代行サービスの料金相場

まずは受注代行サービスの料金体系ですが、主に以下の2つに分かることができます。

・成果報酬型、従量課金型
・月額固定型

成果報酬型と従量課金型は毎月の固定費は掛かりませんが、厚かった受注処理件数や売上高によって最終的な費用が決定する料金形態のことです。
一方月額固定型とは毎月決まった額を支払う料金体系のことで、扱う件数による料金の変動はありません。

大まかな費用相場としては、成果報酬型と従量課金型は売り上げの5%から10%とされています。月額固定型は毎月1万円から10万円程度が相場とされています。
もちろんどの受注代行サービスを利用するのか、どこまでの業務を依頼するのか、ECサイトはどれくらいの規模なのかによって料金は変動します。
自社の状態と照らし合わせてどのサービスを利用するか検討しましょう。

おすすめの受注代行サービス会社6選

アートトレーディング株式会社

アートトレーディング株式会社は東京都渋谷区にあるECサイトの構築・運営代行会社です。自社サービスの「mylogi」を導入して受注代行サービスを提供しています。
ECサイトの構築・運営代行において豊富な実績を保有しているため、初めての方でも安心して業務を依頼することができます。

受注業務のみでなくその他の物流業務やECサイトの構築から運営までも一括で支援しているため、受注業務以外のサポート儲けたいという方におすすめの事業者です。

株式会社Roseau Pensant

株式会社Roseau Pensantは東京都港区にあるビジネス支援会社です。ECサイトの受注業務についても豊富な知見をもったスタッフが在籍しています。
加えてECサイトの抱えている課題を総合的に分析・診断し解決策の提案も行っています。

KSプレミアムスタッフ株式会社

KSプレミアムスタッフ株式会社は千葉県船橋市にある会社です。ECサイトも含めた様々な業種の受注処理・カスタマーサポートを行っています。
受注代行サービスについては、月100件未満~月100000件以上まで規模を問わず対応しています。

料金形態は従量課金制を基本としており、「低価格・高品質」なサービス提供が魅力の会社です。
加えて物流倉庫も保有しているため、受注~CS~物流までのフルフィルメント業務を全て任せることができます。

株式会社エフザタッチ

株式会社エフザタッチは静岡県にある受注受付代行会社です。毎月10000件以上の受注受付を行っており、豊富な注文代行実績が魅力です。
自社でコールセンターを構築しているため、インバウンドコール・アウトバウンドコールの両方で柔軟なカスタマーサポートを展開しています。
加えて24時間対応、外国語対応など幅広いサービス展開をしている点も同社の強みです。

株式会社ブランジスタ

株式会社ブランジスタは東京都渋谷区にあるECサイト運営代行会社です。同社の最大の特徴は世界20ヵ国に対応可能で越境ECサイト支援の実績が豊富という点です。特にアジア圏を中心に多くのECサイトを支援しているため、近隣の地域へでECサイトを運営している方におすすめです。

加えて初期費用無料、フルフィルメントサービスも含めたEC運営業務を一括で支援しているためスムーズな質の高いサービスを期待できます。

株式会社ECホールディングス


株式会社ECホールディングスは東京都目黒区にあるECサイトサイトの受注代行業務や物流・運営支援を行っている会社です。受注代行業務については10年以上の実績を持っており、大手通販サイトの受注業務代行も担当しています。
セキュリティーに対しての意識が高く、個人情報の管理を徹底し安心のサービスを提供できる体制を整えています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は受注代行サービスについて、サービスの業務内容やメリット、費用相場やおすすめの受注代行サービス会社まで含めてご紹介いたしました。
受注業務を代行サービスによって効率化すれば、その他の業務に集中できるようになりECサイト全体の売り上げアップにもつながります。
この記事が、皆さんがECサイトを運営する際の参考になれば幸いです。

関連記事

EC運営代行とは?仕事内容や費用、代行業者9選も含めてご紹介!
フルフィルメントとは?おすすめのサービス代行会社の比較や業務内容など徹底解説!
・受注管理とは?業務内容や受注管理システム10社比較、選び方もご紹介!
・在庫管理システムおすすめ19選!機能や導入メリット、選び方も含めてご紹介!

倉庫管理や費用でお悩みの方へ

このようなお悩みをお持ちの企業ご担当者様へ

▶︎受注と物流が別管理なので煩わしい

▶︎売り上げが伸びてきたので、人力での管理に限界を感じている。

▶︎既に受注管理システムを導入しているが、どこか物足りなさを感じ、本当に自社に合ったサービスを探している。

▶︎物流管理にかかるコストを圧縮したい

EC運営実績豊富なアートトレーディング社だからこそ開発できた、物流~受注管理システムmylogiであれば、そのようなお悩みをオールインワンで解決可能です。

少しでもご興味お持ちになられましたら、ぜひご相談くださいませ。

ECサイト運営 アートトレーディングサービス紹介動画

物流業務を効率化するには?メリットやおすすめ物流システム3選も含めてご紹介!

物流業務に取り組む中で在庫管理がうまくできなかったり、お客様に商品をお届けするまでに時間がかかってしまうなどの悩みをかかえている方は多いでしょう。この記事ではそういった方々の悩みを解決するために、物流業務の効率化についてメリットや具体的な効率化方法、おすすめのシステムなどを詳しく紹介していきます。是非この記事を物流業務の効率化に役立ててください。

物流業務の効率化が必要になった背景

EC市場拡大による配達量の増加

近年EC市場の拡大によって配達量が増加しており、ドライバーの負担が大きくなっています。そのため、ドライバーの労働環境の悪化が進んでいます。
また、ECサイト業界では他社との競争が激しくなっており、少しでもお客様に自社で購入をして頂けるように配達業務の効率化に注力して配達スピードを競うようになりました。
このように、ドライバーの負担を少しでも軽減して他社との競争に勝つためにも物流業務の効率化が必要になります。

物流業界の人材不足

現状物流業界の課題としてドライバーの高齢化と若手人材の確保ができていないことによる人材不足が挙げられます。
若手人材の確保ができていない背景には少子高齢化の影響と若者が物流業界の仕事に対して過酷な労働環境のイメージを持っていることで働き手が集まりにくいことが原因となっています。
そのため、これらの課題の対応策として物流業務の効率化を行って少しでもドライバー一人あたりの負担を軽減していく必要があります。

物流業務を効率化するメリット

コストが削減される

倉庫管理やトラックでの配送など物流業務は多岐に渡りますが、これらの物流業務を効率化することでそれぞれの業務にかかる人件費を削減できたり、時間を有効に活用できたりすることが可能になります。

顧客満足度が向上する

物流業務を効率化してお客様に商品をスムーズに届けることができる体制を整えることで、お客様の満足度の向上が期待できます。
また、先ほども述べたようにECサイト業界では配達スピードの競争が激しくなっています。そのため、物流業務を効率化して他社に負けない配達スピードを実現することでリピーターの獲得にもつなげることができます。

物流業務を効率化する方法

物流システムの導入

物流には「輸送」「保管」「荷役」「包装」「流通加工」の5つの要素があり、物流システムを導入することでこれらの物流に関する一連のプロセスを効率化したり、コストを削減したりすることができます。
物流システムと一言にいっても種類は在庫管理システム受注管理システム倉庫管理システムなど様々です。それぞれの物流システムの特徴を理解して導入を検討しましょう。

物流アウトソーシングの導入

物流アウトソーシングとは物流のプロフェッショナルである外部の専門業者に物流業務からシステム管理まで委託をすることです。
物流のプロフェッショナルに業務を担ってもらうことで、より高い物流品質を保つことができるため顧客満足度向上が期待できます。また、今まで物流業務にあてていた人員をコア業務にあてることで他業務に集中して取り組むことができます。

物流効率化におすすめシステム3選

mylogi


mylogiはアートトレーディング株式会社が提供する受注から物流までを一元管理するシステムです。複数倉庫管理やAPI連携による自動出荷が特徴です。
また、ワンポイントカスタムを活用することで自社独自の業務にあった機能を付け足すことができるのも大きな魅力です。必要な機能が揃っており、初心者でも操作が簡単にできるためおすすめのシステムです。

AiRLogi


AiRLogiは株式会社コマースロボティクスが提供する倉庫管理システムです。AiRLogiの主な特徴としては初期費用が安いことや大規模案件への対応実績があることが挙げられます。
また、AiRLogiはEC物流研究所を運営する物流プロ集団によって開発された倉庫管理システムです。そのため、特にECの倉庫管理で必要な機能が充実しています。

クラウドトーマス


株式会社関通が提供する倉庫管理システムです。クラウドトーマスの主な特徴としてはBtoCとBtoBどちらの物流現場にも対応可能なことや施設の規模に合わせたシステムの提供が可能なことが挙げられます。
また、導入するにあたって現地支援やオンラインで導入支援を行っているため、簡単に導入することができます。

物流を効率化した3つの事例

株式会社M・Kロジ


株式会社M・KロジではロジザードZEROの倉庫管理システムを導入したことで、以前の従業員の目視で行っていた検品作業でサイズやカラーの間違いなどのミスがなくなり正確性と効率が向上しました。

有限会社T・トレジャー


有限会社T・トレジャーは軽貨物による運輸事業をメインとする企業です。
Excelによる煩雑なデータ管理と配車手続きに大きな手間が取られていたため、運輸業向け日報請求管理システム「トラックスター」とWEB配車システムを導入しました。
その結果、配送ドライバーがスマートフォンで配送完了を入力するだけで日報に記録できるように改善されて業務の効率が向上しました。

清和海運株式会社


清和海運株式会社では物流センターでの業務効率の改善をするためにマンハッタン・アソシエイツの倉庫管理システムを導入しました。
導入前は紙ベースで在庫管理を行っていたためスムーズにいかないことがありました。しかし、システム導入後は効率的な在庫管理が可能になり誤出荷などのミスも減少しました。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は物流業務の効率化についてメリットや具体的な効率化方法、おすすめのシステムなどを詳しく紹介してきました。この記事が物流業務を効率化する際に参考になれば幸いです。

関連記事

・物流業務におけるIT活用とは?メリットや2つの活用事例も含めてご紹介!
・物流業務での仕分け自動化の追求とは? メリット・デメリットを比較してみました
・AIが解決する物流の課題!ヒューマンエラーの予防やビジネスの最適化に役立つAIについて解説します。

倉庫管理や費用でお悩みの方へ

このようなお悩みをお持ちの企業ご担当者様へ

▶︎受注と物流が別管理なので煩わしい

▶︎売り上げが伸びてきたので、人力での管理に限界を感じている。

▶︎既に受注管理システムを導入しているが、どこか物足りなさを感じ、本当に自社に合ったサービスを探している。

▶︎物流管理にかかるコストを圧縮したい

EC運営実績豊富なアートトレーディング社だからこそ開発できた、物流~受注管理システムmylogiであれば、そのようなお悩みをオールインワンで解決可能です。

少しでもご興味お持ちになられましたら、ぜひご相談くださいませ。

ECサイト運営 アートトレーディングサービス紹介動画