Last Updated on 2022年12月14日 by art-mylogi
物流倉庫は自社の商品を保管しておくうえでなくてはならない必需品です。しかし、自社で倉庫の保有や管理を行うとコストがかさんでしまいます。そこで物流倉庫の外部委託をすることでコストを削減することができ、業務の効率化も図れます。
この記事では、物流倉庫について主な業務内容や活用するメリット・デメリット、おすすめの物流会社などを詳しく紹介しているので、是非この記事を参考に物流倉庫の活用に活かしてみてください。
物流倉庫の役割とは?
物流倉庫の役割は商品を単に保管することのみならず、入庫や検品、仕分け、加工、梱包、出庫までを担う一連の物流サービスです。しかし、業者によって提供しているサービス内容は異なっているので、実際に物流倉庫を利用する際には事前にサービス内容を確認しておくことが大切です。
物流倉庫の主なサービス内容
①入庫
入庫はお客様から預かった荷物をそれぞれの商品の特性に合った適切な保管場所や保管方法で管理をすることです。ここでは商品の品質を保ちながら保管をすることが最も重要になります。また、在庫の個数や入庫日の管理を正確に行うことも大切です。
②検品
検品は入庫された商品に不具合や破損があるかどうかの確認をする作業です。
不具合や破損がある商品をお客様に発送してしまうとトラブルや顧客満足度低下につながってしまうため、検品は重要な作業になります。
③ピッキング・仕分け
次にピッキングと仕分けを行います。ピッキングは注文が入った商品を倉庫から取り出すために、ピッキングリストやバーコードを活用して探し出す作業です。
ピッキング作業で商品を取り出したら次に仕分け作業を行います。仕分け作業とは発送先ごとに商品を分けていくことです。仕分け作業は商品をお客様のもとへ正確に届けるための重要な作業なので、慎重に行いましょう。
④流通加工
次に流通加工を行います。流通加工ではお客様の要望に合わせて商品の加工を行います。
具体的にはギフト用のラッピング加工や商品の値札付け、ラベルの貼り付けなどがあります。また、物流倉庫会社ごとに対応できる加工方法は異なります。そのため、事前にその会社に確認をとっておくことは重要です。
⑤梱包
次に仕分けされた商品の梱包作業を行います。ここではそれぞれの商品の特性に合った梱包をすることが重要です。例えば、冷凍品などは保冷機能が必要になってくるためドライアイスや保冷剤などを活用した梱包を行う必要があります。もし、商品の特性に合わない不適切な梱包を行った場合お客様からのクレームや返品の原因となってしまうため注意が必要です。
⑥出庫
梱包作業が終了したら最後に出庫を行っていきます。ここで行う主な作業は商品が注文内容に合致しているかや配送先の確認、出荷前の検品作業などです。これらの作業をした後に商品を送り出します。このように出荷前に全体のチェックを行うことでミスを減らすことができます。
物流倉庫の種類
トランスファーセンター(TC)
トランスファーセンターとは在庫を保管する機能は持たないで、納品された商品を店舗別や方向別に積みかえる作業を行う物流倉庫です。トランスファーセンターは在庫を保管するスペースを必要としないため、管理コストが比較的に抑えやすくなっています。
ディストリビューションセンター(DC)
ディストリビューションセンターは入荷した商品を倉庫に保管をしてから商品の出荷を行う在庫型の物流倉庫です。ディストリビューションセンターは物流センターに在庫を保管しているため、出荷までを素早く行うことができるのが大きな強みです。
プロセスディストリビューションセンター(PDC)
プロセスディストリビューションセンターは在庫管理機能に加えて流通加工機能を備えた物流倉庫です。ディストリビューションセンターでも流通加工を行うことは可能ですが、プロセスディストリビューションセンターではより専門的な高い技術力を要する流通加工ができるのが大きな特徴です。
フルフィルメントセンター(FC)
フルフィルメントセンターは商品の注文から配達まで全ての通販業務を行う、通販に特化した物流倉庫です。
商品の仕入れからユーザーの手元に商品が届くまでの一連の業務をすべて物流センター内で完結させられるのが大きな特徴です。また、クレーム対応や返品処理などのカスタマーサービスなども任せることができます。
物流倉庫を活用するメリット
コストを削減できる
物流倉庫を活用することで今までの物流業務で必要だった人件費や設備投資費用などの膨大なコストの削減が可能になります。
たしかに、物流倉庫を活用した場合でも費用はかかりますが、自社で倉庫を所有する費用や物流業務に充てる人件費を考えれば物流倉庫業務を委託した方が無駄なコストを大幅に削減できる可能性は高まります。
業務の効率化ができる
自社で用意した倉庫で管理を行う場合は倉庫内の整理に手間を取られたり、管理する上で問題が発生したりすることが考えられます。その結果、他の業務に支障が出ることも考えられます。そこで、物流倉庫業務を外部に委託することでこれらの手間や問題の対応を省くことができるため、業務の効率化につながります。
物流倉庫を活用するデメリット
情報伝達に遅れが生じる
自社物流と比較して物流倉庫業務を委託した場合、荷物の状況などの情報伝達にタイムラグが生じやすくなります。物流倉庫の荷物などに何かしらのトラブルが発生した場合情報伝達に遅れが生じると顧客に不利益をもたらしてしまう可能性もあるため、委託先との連携をしっかり取っていく必要があります。
リスクの分散が難しい
物流倉庫業務を外部に委託して物流拠点を一つに集約する場合は、その拠点が台風や地震などの自然災害の影響を受けてしまうと物流業務に大きな支障が生じてしまいます。
そのため、物流拠点を1つに集約する時にはこれらのリスクを考慮しながら対策を行っていく必要があります。
おすすめ物流倉庫会社5選
アートトレーディング株式会社
アートトレーディング株式会社は10年以上に渡り100社以上のECサイト運用を支援しています。ECサイト制作・運営だけでなく、物流支援も行っており、ECサイトに強い在庫・物流管理を提供しています。品質の行き届いた倉庫で入出荷業務を行います。
発送代行は、小ロットから対応可能。ギフトラッピングやチラシの同梱依頼などもフレキシブルに対応することができる点が強みとなっています。
\おすすめの物流倉庫なら/
中央株式会社
中央株式会社は東京都墨田区にある物流倉庫会社です。商品の仕分けや梱包、発送などの物流業務全般を請け負っています。質の高いサポート体制が整っており、顧客満足度が高い物流サービスを提供しています。また、アパレル商品の取り扱いを得意としています。
乾汽船株式会社
乾汽船株式会社は東京都中央区にある物流倉庫会社です。流通加工や配送などを請け負っており、海外輸送にも対応しています。そして、物流コスト削減につながる高いコンサルティング力を大きな強みとしています。実際に物流コストを大きく削減した成功事例もあります。
株式会社キーペックス
株式会社キーペックスは千葉県千葉市にある物流倉庫会社です。物流倉庫や発送代行などのサービスを提供しています。国内だけではなく海外からの物流にも対応しています。
そして、一番の強みは格安料金を展開していることで、物流業務のアウトソーシングを通じた費用削減に注力しています。
北王流通株式会社
北王流通株式会社は東京都北区にある物流会社です。物流コンサルティングや在庫保管、物流センター運営などのサービスを提供しています。
食品物流において高い評判がある会社で、これまでに大手企業などをはじめ120社の物流を支えてきた実績があります。また、格安料金を展開しているのも魅力の一つです。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は物流倉庫について主な業務内容や活用するメリット・デメリット、おすすめの物流会社などを詳しく紹介してきました。この記事が物流倉庫を活用する際に参考になれば幸いです。
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