月別アーカイブ: 2021年2月

RFIDとは?仕組みや価格、導入事例などをわかりやすくご紹介いたします。

Last Updated on 2021年9月7日 by art-mylogi

ECサイトの構築が完了して販売を行う際に難しくなることが在庫管理です。1つ1つの商品を管理することは非常に面倒です。そこでRFIDシステム導入することで在庫管理の効率化を図ることができます。今回はRFIDタグやシステムについてご紹介いたします。

この記事を監修した人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

RFIDとは、読み方や仕組みをわかりやすく解説

RFIDとは「radio frequency identifier」の略称で、日本語では「無線周波数識別子」と訳されます。読み方はアルファベットで「RFID(アールエフアイディ)」です。RFIDは電波で情報をやり取りするRFタグの中でも、ID情報を埋め込んだ情報媒体のことを指します
RFIDタグはタグ自身から発される電波を対応するスキャナやリーダーによって読み取ることで識別を行います。RFIDの特徴はデータの書き換えができることや、汚れに強いことです。また、電波で情報のやり取りを行うため、遮蔽物があってもタグを読み取ることができます。

RFIDを導入することで在庫管理を効率化することができます。従来では在庫管理を行う際には商品のタグを1つ1つ読み取っていましたが、RFIDタグの場合には1度に複数のタグを読み取ることができるため商品管理の時間短縮に繋がります。在庫管理をする際に高い位置に商品を置く状況が考えられますが、商品を棚から降ろす際の危険が減ることで従業員の安全を確保することができます。また、RFIDはID情報を簡単に書き換えることができます。在庫管理を行う際に重要になります。
情報を電波でやり取りするため表面が汚れてしまうと、従来のバーコードでは読み取れなくなってしまいますが、RFIDタグの場合には問題なく読み取ることができます。

一方で、RFIDタグを読み取ることができる距離には限界があります。在庫管理をRFIDタグに頼り切ってしまうと仮に読み込みから漏れてしまった商品を特定することは非常に困難になることもあります。

また、RFID同士を近づけすぎると正しく読み取りができなくなることや、電波による影響で金属が熱を発生することがあります。RFIDシステムは便利な面がある半面で物理的な問題があることに注意をしなくてはなりません。

物流の場では在庫を入荷時の検品の際に用いることで、包装されている状態で中が確認できない場合にも検品を行うことができるため効率的な搬入を実現しています。

RFIDシステムで可能になる位置情報の特定

RFIDタグを利用することで位置情報の特定ができることが現在注目されています。倉庫の数ある在庫の中から目的の在庫を探す手間を省くことで大幅な時間短縮が可能になります。

また、生産ラインでもRFIDの位置特定システムは用いられています。生産工程中で人と物の滞留時間を調べることで生産ラインの効率化を図っています。物だけでなく人の通過を管理するためにRFIDタグが用いられることもあります。入退出管理をアナログ的に行う必要がなくなるため、時間はかからなくとも煩わしい作業が無くなるため業務の効率化を図ることができます。

RFIDタグのUNIQLO(ユニクロ)の導入事例

UNIQLOではいち早くRFIDの導入が進められてきました。UNIQLOの場合ではRFIDタグを用いてのセルフレジの導入が行われました。以前までのUNIQLOは会計をしてもらうために行列に並ぶ必要がありました。1つ1つの商品のバーコードを読み取る必要があったことが行列の大きな理由の1つでした。

そこでUNIQLOは生産の段階で全ての商品にRFIDタグを付けることで生産効率の向上と、在庫管理の効率化、精算の簡略化に成功しました。最も利用客がストレスに感じていた行列を解消した要因がセルフレジの導入です。
RFIDタグの複数のタグを1度に読み取ることができるという特徴を利用して導入されたセルフレジは買い物カゴを所定の位置に置くだけで商品の読み取りと金額の計算を行ってくれるレジです。また、今後UNIQLOは、位置情報を特定することで店内の品物の位置を地図にするという試みも発表しています。

RFIDタグの導入効果は上記以外にもセキュリティの面で改善が起きました。RFIDタグは情報を書き換えることができるので、購入済みの商品を購入済みに書き換えることでセキュリティゲートで探知することが無くなりますが、購入済みに書き変わっていない際にはセキュリティゲートが反応するといったように、1つのタグで効率化とセキュリティの2つの効果が得られます。

海外のECサイトでは試着室に持ち込まれたことを感知し、ECサイト内の在庫を変化させるというECサイトと実店舗の連携や、BOPIS(インターネットで購入し、実店舗で受け取る購入方法 Buy Online Pick-up In Storeの略称)のために注文商品と店頭在庫を連携させるためにもRFIDが有用となっています。
他にも、RFIDリーダーがついている冷蔵庫を開発し、食品にRFIDタグを導入することで消費期限の管理をすることも試みられており、企業だけでなく今後は家庭にもなじみ深い技術となっていくでしょう。

RFIDタグやリーダーの価格、メーカーをご紹介

RFIDタグは現在は安価になりましたが、商品の特徴によってタグを変更しないと効果的に用いることができません。商品の特徴に合わせて利用するために様々な種類のRFIDタグやリーダーを販売しているメーカーをご紹介いたします。

RFIDタグ、リーダーを販売しているメーカー①Alien Technology

AlienTechnologyはRFIDシステムを主な業務としているアメリカの会社です。RFIDタグの価格は単価12円から20円の間と安価で購入することができます。販売しているRFIDタグの種類も多いため商品の特徴に合致しているRFIDタグを選択して導入することができます。

RFIDタグ、リーダーを販売しているメーカー②RFIDアライアンス

RFIDアライアンスはRFIDタグやリーダーの生産、販売を行う日本の企業でRFIDタグやリーダーだけでなく、RFIDタグやリーダーを販売するサイト運営やモールECサイトでの販売を行っているため価格や種類だけでなく、購入方法も選択することができるため業務の効率化だけでなくより柔軟にRFID導入を進めることができます。

まとめ

RFIDシステムは非常に便利ですが、その分コストやデメリットも存在しています。導入に掛かるコストと運営のかかるコストをしっかり計算をして、導入した場合にはどのくらいの期間で導入しなかった場合よりお得になるかの見通しを立てましょう。しっかりと効果的に導入を検討しましょう。

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Shopifyショップの在庫管理法まとめ!在庫切れ表示方法や連携サービスもご紹介!

Last Updated on 2022年12月14日 by art-mylogi

Shopifyを利用してECサイト運営をする際に、在庫管理方法についてお困りの方は多いかと思います。今回は、Shopifyの在庫管理の方法や、連携している在庫管理システムをご紹介いたします。

この記事を監修した人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

Shopifyの在庫管理の方法とは

Shopifyにおける在庫管理と設定の方法を解説いたします。まず、Shopify側でできる設定です。Shopifyの商品管理のタブの中に、[在庫]という設定があります。

SKUとは、Stock Keeping Unitの略で、在庫管理を行う際の最小管理単位のことです。売数や在庫数の管理はこの単位で行われ、欠品を防ぐことと販売機会の損失を防ぐ役割があります。

バーコードは、品番などを設定する欄です。外部のシステムと連携したり、ハンディターミナルを使用した在庫管理をする際に必要になります。

また、「在庫を追跡する」の欄には、デジタルコンテンツなどの在庫が存在しないモノの販売をのぞけば、チェックしておくとよいでしょう。この欄にチェックすると下部の在庫数を設定できます。

「在庫切れの場合でも販売を続ける」にチェックを入れると、在庫が0の時でも、購入することができます。いわゆるバックオーダーが可能です。逆に、チェックを外しておけば、在庫がない場合は「売り切れ」と表示され、購入不可の状態になります。

Shopifyの在庫切れ商品の表示

Shopifyにおいて在庫切れが発生した場合には、3通りの表示方法があります。

①アプリを使って売り切れ商品を非表示に

一つは売り切れた商品をそもそも表示しないという方法です。これはShopifyの自動コレクションという機能を使用して非表示にできます。管理画面から手動で行うか、在庫管理アプリを使用して行うことができます。

②「売り切れ」と表示する

次に売り切れた商品に売り切れ表示を付けて注文できないようにするということです。これは、先ほど説明したように、「在庫切れの場合でも販売を続ける」のチェックを外せば大丈夫です。売り切れの表示を出しておくことで、サイト訪問者に興味を持ってもらい、入荷通知を送ることもできるためオススメの方法です。

③在庫切れの場合でも販売を続けるなら

最後に「在庫切れの場合でも販売を続ける」にチェックを入れた場合、在庫切れの場合でも商品が購入できます。在庫切れ中に購入された場合は、できるだけ早く発送できるように発注をかけます。また、ユーザーにバックオーダーであることを伝えておきましょう。この方法は、迅速に在庫を補充可能なシステムを構築していることが必要です。

在庫の減少を通知してくれるShopifyアプリも

在庫アラート

せっかくのお客様のサイト訪問も、在庫が切れていれば販売機会を逃してしまうことになります。そんなネットショップですが、Shopifyなら在庫が減少し売り切れる前にお知らせをしてくれるアプリがあります。それが「在庫アラート」です。通知が必要な商品を指定しておけば、毎日一つ一つ確認しなくても適切なタイミングでの補充が可能です。

在庫アラートーShopifyアプリストアー

Shopifyと連携した在庫管理システム4選

Shopifyにおける在庫管理は、Shopifyと連携した在庫管理システムを利用することで、スムーズかつ効果的に行うことができます。在庫管理システムでは、出荷指示や配送状況などを倉庫と連携することで、的確な在庫管理が可能になります。また、受注管理、や発送処理などを自動化することで、ショップ運営を効率よく行えます。

mylogi

mylogiは、Shopify公式パートナーであるアートトレーディング株式会社が提供する在庫・物流管理システムです。在庫管理から物流処理まで、すべてをサポートしてくれます。10年以上の豊富な実績を持つEC運営会社が、EC事業者のためにつくったシンプルな画面と業務フローのシステムです。

特徴・月額固定制で売上が増えても安心!
・複数倉庫管理が可能
・大手ECモールとも連携管理可能
・自動出荷で運営拡大

料金一覧

mylogi Lite mylogi EC mylogi standard
初期費用 0円 100,000円 300,000円
月額費用 8,800円 30,000円 50,000円
最低契約期間 6か月
倉庫数 2 3 5
ユーザー数 2 5 10
倉庫数追加 1倉庫/月 5,000円
ユーザー追加 1ユーザー/月 5,000円
月間出荷件数 300件 1,500件 3,000件

 

\mylogiについてもっと詳しく知りたいなら/

公式HP:)https://www.mylogi.jp

NEXT ENGINE

NEXT ENGINEは、複数のECサイトを一元管理できるシステムです。自社サイトやECモールなど、複数のオンラインチャネルを運用している場合におすすめです。在庫管理の一元化と業務全般の自動化が可能です

特徴・複数のネットショップを、1画面で管理できる
・セット商品にも対応
・アプリのインストールで機能の追加が可能、独自開発もできる

料金一覧

NEXTENGINEの利用料金は、基本月額料金と受注件数に応じた従量課金制です。

初期費用  ¥0
基本月額料金 ¥10,000(受注件数400件まで)
従量課金区分 401件~ 1,001件~ 3,001件~ 5,001件~ 7,001件~
従量課金単価
(受注1件あたり)
25円 20円 15円 10円 5円

公式HP:)https://next-engine.net

Zaico

低コストでの利用が可能な、クラウド在庫管理システムです。スマホからアクセスでき、日々の管理を楽々に行えます。

特徴・スマホでどこからでもアクセス可能
・シンプルで低コスト
・仕入れ、納品データのエクスポート機能

料金一覧

無料プラン ¥0の他に

プラン エントリープラン スタンダードプラン シッピングプラン
月額費用 ¥980  ¥2,980 ¥9,800
月追加ユーザー
1名
あたり
¥350  ¥950  ¥1,500

公式HP:)https://www.zaico.co.jp

ロジクラ

ロジクラは、基本機能を無料で使える安心の在庫管理システムです。iPhoneなどの端末を利用して、手軽に検品も行えます。

特徴・ハンディターミナルがなくても、iPhoneでスキャンが可能
・低コストなプランが多い
・ECショップサービスや他受注管理システムと連携可能

料金一覧

無料プラン スタータープラン スタンダードプラン WMSプラン
月額費用 ¥0 ¥9,000 ¥29,000 ¥49,000
拠点数 1拠点まで 1拠点まで 3拠点まで 3拠点まで
月間出荷 300件 300件 1,000件 1,000件

※ 月間出荷件数を超える場合は5円/1出荷(オーダー)の従量課金が発生します

公式HP:)https://logikura.jp/

まとめ

いかがだったでしょうか。Shopifyなら、在庫管理機能の利用も、連携サービスも充実しています。自社サイトの現状の課題や展開の見通しを考慮に入れて、在庫管理の効率化を目指しましょう。

倉庫管理や費用でお悩みの方へ

このようなお悩みをお持ちの企業ご担当者様へ

▶︎受注と物流が別管理なので煩わしい

▶︎売り上げが伸びてきたので、人力での管理に限界を感じている。

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最近注目されているOMS (オーダーマネジメントシステム)とは? メリット、デメリットからよく比較されるEMSやWMSとの違いまでご紹介致します。

Last Updated on 2021年12月21日 by art-mylogi

「OMS(オーダーマネジメントシステム)」という言葉をご存じでしょうか?あまり聞きなれない言葉だと思いますが、近年注目されているIT用語の一つになります。

今回、「OMS(オーダーマネジメントシステム)」を導入する際のメリット、デメリットからよく比較されるEMSやWMSとの違いをまとめましたので紹介致します。

この記事を監修した人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

注文管理システム「OMS(オーダーマネジメントシステム)」の意味とは

「OMS」とはOrder Management System の略称で、日本語では注文管理システムと訳されます。主にECサイトに入力された注文情報を管理し、在庫管理、入金管理、お客様への注文管理メールまでを合理的に一括管理するシステムを指します。

例えば、今までオンラインとオフラインで分けられていた管理システムは必要なくなります。大まかな概念は抑えられたと思うのでその詳細を見ていきましょう。また、証券用語としても使われる場合もあります。

OMSを導入する際のメリット・デメリット

「OMS(オーダーマネジメントシステム)」では簡単に行ってしまえば情報を一括管理するわけですがもちろんそこには様々なメリット、デメリットがあります。また、導入する前に知っていけば対応できるものもあります。まずはその導入するメリットから紹介します。

「OMS(オーダーマネジメントシステム)」を導入するメリット①「業務の効率化」

もし「OMS(オーダーマネジメントシステム)」を導入していなければ、複数のサイトからの受注を行っていいる場合がほとんどだと思います。会社によっては経理がExcelを駆使しながら、何とか在庫・財務管理を行っているという事例もあります。

しかし、「OMS(オーダーマネジメントシステム)」を導入していれば、これらの手間が省くことができ、合理的に一括で管理されます。例えば(オーダーマネジメントシステム)」では今までバラバラに管理していた商品情報、在庫情報、注文情報、顧客情報が一つのオペレーションで管理が行われます。

また、導入前に比べて配送手続きや在庫管理、領収書や請求書の作成がより効率的に行われます。そのため、業務の効率化以外にもこれまで掛かっていた経費を削減出来るという大きなメリットもあります。

「OMS(オーダーマネジメントシステム)」を導入するメリット②「ミスの削減」

「OMS(オーダーマネジメントシステム)」を導入するメリットの二つ目はミスなどを減らすことが出来ることです。

もし「OMS(オーダーマネジメントシステム)」を導入せずに複数のサイトから商品を受注しているとします。それらの1品1品を確認するのに多くの手間や人手がどうしても掛かってしまします。その分従業員によるミスやトラブルの発生してしまいます。

そのため「OMS(オーダーマネジメントシステム)」を導入していれば、それらを自動的に管理できるのでミスを減らすことが出来る上、無駄な人員も削減できます。

「OMS(オーダーマネジメントシステム)」を導入するデメリット①「導入に多額の資金が必要」

初期費用が掛からないシステムもありますが、様々な機能を搭載しているシステムの場合だと初期費用が100万円以上発生するケースも出てきてしまいます。

また、導入後はランニングコストも発生してきます。この点もシステム導入時に考慮しなければなりません。

「OMS(オーダーマネジメントシステム)」を導入するデメリット②「導入に労力が必要」

新しいシステムを導入するため、もともとある基幹システムや会計システムなどとの連携の調整が必要になってきます。「OMS(オーダーマネジメントシステム)」を導入するにあたりそれぞれのシステムの役割も変更することも考慮しなければなりません。

加えて、今まで複数のサイトから注文や受注を行っていたため、そこに発生していた多くの人員は削減出来ますが、新たにデジタル環境に慣れている人材が必要になっていきます

もし、社員にそのような人材が少なければ教育しなければなりません。また、様々なシステムが自動化されてしまうので、コミュニケーションの機会が減ってしまいます。それもデメリットの一つかもしれません。

OMS(オーダーマネジメントシステム)とEMSの違いとは

「EMS」とはExecution Management Systemの略で日本語では取引執行管理システムとい証券用語です。「OMS(オーダーマネジメントシステム)」はとの違いはそのシステムがカバーする範囲が違います。

「OMS(オーダーマネジメントシステム)」は証券取引においても「EMS(取引執行管理システム)」含め様々なシステムを一括管理をします。一方「ENS(取引執行管理システム)」は主にトレーティング業務のみをサポートするシステムになります。

そのため「EMS(取引執行管理システム)」は「OMS(オーダーマネジメントシステム)」の中にある1つのシステムということになります。

 

OMS(オーダーマネジメントシステム)とWMSの違いとは

「EMS(取引執行管理システム」同様「OMS(オーダーマネジメントシステム)」と比較されるのが「WMS(倉庫管理システム)」Warehouse Management Systemです。

「OMS(オーダーマネジメントシステム)」との最大の違いは管理する情報の範囲です。「OMS(オーダーマネジメントシステム)」は注文から在庫管理までを行いますが「WMS(倉庫管理システム)」は倉庫のみしか管理をしません。

また、すでに「WMS(倉庫管理システム)」を導入している企業が「OMS(オーダーマネジメントシステム)」を導入する際にはこの二つのシステムの連携が重要となってきます。

OMS(オーダーマネジメントシステム)を導入する際の注意点

最後に上述したメリット、デメリットを含め「OMS(オーダーマネジメントシステム)」導入時の注意点を二つ紹介していきます。初歩的な物にやりますがこの2点が抑えられていなければ、「OMS(オーダーマネジメントシステム)」の効果は発揮されません。

-注意点①「 既存システムとの連携」

まず一つ目の注意点は現在のシステムと連携出来るのかがポイントになってきます。「OMS(オーダーマネジメントシステム)」の管理する情報の範囲は多岐にわたります。その分連携するシステムは増えてしまいます。今あるシステムに連携できるかどうかも導入時の重要な注意点となってきます。

-注意点②「 従業員にあったシステム」

二つ目の注意点はその従業員にあったシステムを導入することです。繰り返しになりますが一定数デジタル環境になれた従業員がいなければ、逆に仕事の効率化は図れません。そのため従業員のリテラシーにあった「OMS(オーダーマネジメントシステム)」の選択が必要になります。

まとめ

いかかがっだたでしょうか。現在、様々なシステムがデジタル化を進められています。
「OMS(オーダーマネジメントシステム)」もそのうちの一つにすぎません。
導入に多少のリスクはありますが使いこなせば我々の仕事を大きくサポートしてくることは間違いないでしょう。

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▶︎既に受注管理システムを導入しているが、どこか物足りなさを感じ、本当に自社に合ったサービスを探している。

▶︎物流管理にかかるコストを圧縮したい

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